アガマ亜科

アガマ亜科
Agaminae
ナミビアイワアガマ(英語版)
アガマ属(英語版)の1種。ナミビアにある岩石砂漠にて撮影。
リヒテンシュタインガマトカゲ(英語版)
ガマトカゲ属の1種。カザフスタンマンギスタウ州にある砂砂漠にて撮影。
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : イグアナ下目 Iguania
: アガマ科 Agamidae
亜科 : アガマ亜科 Agaminae
学名
Agaminae
Gray1827
和名
アガマ亜科
下位分類(種)
本文を参照

アガマ亜科(アガマあか、学名Agaminae)は、爬虫綱有鱗目アガマ科に属するトカゲ分類群(タクソン)。下位分類は、9ないし10属、140種前後が知られている。

分布

ユーラシア大陸アフリカ大陸乾燥帯ステップ気候)および半乾燥環境に棲息する。

下位分類

分類・和名は中井(2024)を参考[1]

  • Genus Acanthocercus [注 1]和名セウネアガマ属 (キノボリアガマ属)
  • Genus Agama(和名)アガマ属
  • Genus Bufoniceps(和名)インドガマトカゲ属
  • Genus Laudakia(英名)Asian rock agamas –(和名)イワアガマ属(アジアイワアガマ属)
    • 分布:アジア。備考:13種。かつては23種を数えたが、再分類された。
  • Genus Paralaudakia [注 2](和名)ニシアジアイワアガマ属 (ニセイワアガマ属)
    • 分布:ユーラシア。備考:Laudakia属の同属とする説もある。8種。
  • Genus Phrynocephalus(英名)toadhead agamas –(和名)ガマトカゲ属
  • Genus Pseudotrapelus [注 3](和名)ニセサバクアガマ属 (アレチアガマ属)
    • 分布:アジアとアフリカ。備考:6種。
  • Genus Trapelus(和名)サバクアガマ属 (ステップアガマ属)
    • 分布:中東。備考:13種。
  • Genus Xenagama(和名)カワリアガマ属(クセナガマ属)

ギャラリー

  • Acanthocercus atricollis (Southern Tree Agama) /キノボリセウネアガマ
    Acanthocercus atricollis (Southern Tree Agama) /キノボリセウネアガマ
  • ラングワーラガマトカゲ(英語版)/インドガマトカゲ属の1種。タール砂漠にて。
    ラングワーラガマトカゲ(英語版)/インドガマトカゲ属の1種。タール砂漠にて。
  • Laudakia vulgaris brachydactyla (Roughtail rock agama) /イロヌリステリオアガマ。ヨルダンのダナ自然保護区(英語版)にて。
    Laudakia vulgaris brachydactyla (Roughtail rock agama) /イロヌリステリオアガマ。ヨルダンダナ自然保護区(英語版)にて。
  • オオクチガマトカゲ/ガマトカゲ属の1種。ロシア連邦アストラハン州にて。
  • シナイアガマ(英語版)の雄/アレチアガマ属の1種。ヨルダン国内の紅海沿岸にある砂漠にて。
    シナイアガマ(英語版)/アレチアガマ属の1種。ヨルダン国内の紅海沿岸にある砂漠にて。
  • シナイアガマの雌。イスラエルのペレス川にて。
    シナイアガマのイスラエルのペレス川にて。
  • Trapelus flavimaculatus (Yellow spotted agama /シラホシサバクアガマ。カタールにて。
    Trapelus flavimaculatus (Yellow spotted agama /シラホシサバクアガマ。カタールにて。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ トランスリンガル (en(複数言語共通語)"acantho-(日本語音写例〈以下同様〉:アカント…)" と "cercus(ケルクス)" は、解剖学生物学等において、前者は "with thorns"「のある」、後者は「尾角 (cercus」の意。
  2. ^ トランスリンガル "para-(パラ…)" は、生物学等において "near"「近い」「近似の」などの意。
  3. ^ ラテン語およびトランスリンガルである "pseudo-(セウド…)" は、生物学等において、"Not a true"「偽物」、"Appearing like a true"「もどき」「疑似」の意。

出典

  1. ^ 『トカゲ大図鑑 イグアナ下目編』385 - 389頁

参考文献

  • 中井 穂瑞領『ディスカバリー 生き物・再発見 トカゲ大図鑑 イグアナ下目編』、誠文堂新光社、2024年。

関連項目

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