オイゲン・ウント・イルゼ・ザイボルト賞
オイゲン・ウント・イルゼ・ザイボルト賞(オイゲン・ウント・イルゼ・ザイボルトしょう、ドイツ語: Eugen-und-Ilse-Seibold-Preis)は、日本とドイツ連邦共和国の相互理解と学術振興に特に貢献し、優れた功績をあげた両国の研究者に贈られる賞。名称は、海洋地質学者であるオイゲン・ザイボルト教授とイルゼ・ザイボルト夫人の名前にちなむ。
概要
1997年に、オイゲン・ザイボルト教授が旭硝子財団から送られた「ブループラネット賞」の賞金の一部によって設立され、ドイツ研究振興協会(Deutsche Forschungsgemeinschaft)から贈呈される。受賞者は、隔年で日独の研究者から各1名ずつ選ばれ、人文・社会科学の分野から選出される回と、自然科学の分野から選出される回が交互に設けられている。受賞者には、副賞として1万ユーロが支給される。財源が尽きたため、2020年度の贈呈が最後となった[1]。
歴代受賞者
- 第1回(1997年)
- 北川善太郎
- ブルーノ・レヴィン(ドイツ語版)
- 第2回(1999年)
- 田中靖郎
- ハンスヨアヒム・クアイサー(ドイツ語版、英語版)
- 第3回(2001年)
- 第4回(2003年)
- 菅滋正
- ヴォルフガング・ クノル(ドイツ語版)
- 第5回(2005年)
- 第6回(2007年)
- 中村英夫
- クラウス・プローク(ドイツ語版)
- 第7回(2009年)
- 井田良
- ヴォルフガング・シャモニ
- 第8回(2011年)
- 巽和行
- ゲルハウト・エルカー(ドイツ語版)
- 第9回(2015年)
- 本澤巳代子
- ゲジネ・フォルヤンティ・ヨスト(ドイツ語版)
- 第10回(2017年)
- 鍔田武志
- トーマス・ボック
- 第11回(2019年)
- 縣公一郎
- ハラルド・バオム(ドイツ語版)
- 第12回(2020年)
- 井上茂義、高木英典、高山佳奈子
- レジネ・マティアス(ドイツ語版)
外部リンク
- ドイツ研究振興協会
脚注
- ^ “Seibold Prize 2020 : Promoting Academic and Cultural Exchange Between Japan and Germany”. DFG (2020年5月18日). 2020年5月26日閲覧。