コサージュ
コサージュ (Corsage) は、女性がドレスや衣服に着ける花飾り。コサージとも呼ばれる。生花あるいは紙・布製の造花、リボン、チュールから作り、慶事の服装を引き立たせるために肩・胸部・腰部などの胴部、手首に着用する[1][2]。
婦人服の胴部、身ごろを意味するフランス語の Corsage が語源(そのフランス語では日本語の「コサージュないしコルサージュ」に相当する単語が無いので、"petit bouquet de fleurs <porté épinglé au corsage>"「<胴部にピンで留めて付ける> 小さな花束」のように、説明風に表現するしかない)。男性が礼服の上着に用いる花飾りはブートニエール (Boutonnière) と呼ぶ。
様々な材料を利用できる。製作者は、身に着ける人の服を汚さず、色を移さず、そして耐久性があり、変な方向に向かないことにも注意して作る必要がある。
- イングリッド・バーグマンによってコサージュを着けられるベス・トルーマン
- 手首に着用したコサージュ
- 胸と腰にコサージュ (1885年頃)
脚注
参考文献
- 坪田歓一 『家庭百科大事典7』 暁教育図書、1967年
- 飯田深雪、飯田倫子 『コサージュ』 婦人画報社、1978年
- 田中千代 『新・田中千代服飾事典』、同文書院、1991年
- 阿部幸子、 田村照子、丹羽雅子、山名信子、鷹司綸子、中島利誠、藤原康晴、弓削治 編 『被服学辞典』 朝倉書店、1997年
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