サラ・グローネウェーゲン

サラ・グローネウェーゲン
Sara Groenewegen
アスリーツ・アンリミテッド #71
基本情報
国籍 カナダの旗 カナダ
出身地 カナダの旗 ホワイトロック
生年月日 (1995-04-12) 1995年4月12日(29歳)
身長・体重 174cm
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
選手経歴
  • アメリカ合衆国の旗 ミネソタ大学(英語版) (2014 - 2017)
  • アメリカ合衆国の旗 アクロン・レーサーズ(英語版) (2017)
  • アメリカ合衆国の旗 カナディアン・ワイルド(英語版) (2019 - 2020)
  • アメリカ合衆国の旗 アスリーツ・アンリミテッド (2021 - )
国際大会
代表チーム  カナダ
五輪 2021
世選/W杯 201420162023/24
パンナム大会 2015・2019・2023
獲得メダル
オリンピック
2021 東京
世界選手権/ワールドカップ
2016 サレー
2023/24 ウーディネ
パンアメリカン大会
2015(英語版) トロント
2019(英語版) リマ
2023(英語版) サンティアゴ


サラ・グローネウェーゲンSara Groenewegen1995年4月12日 - )は、カナダブリティッシュコロンビア州ホワイトロック出身の女子ソフトボール選手(投手)。ソフトボールカナダ代表。2021年開催の東京オリンピック銅メダリスト。

経歴

姉の影響で5歳の時にソフトボールを始めた。2014年から2017年まで、ミネソタ大学ツインシティー校ミネソタ・ゴールデンゴーファーズ(英語版))でプレー。通算1214奪三振という同大学の新記録を樹立した他、打者としても通算36本塁打を放った[1][2]。2018年にオクラホマ大学大学院に進学[3]

2017年、NPFドラフト(英語版)全体2位でアクロン・レーサーズ(英語版)に入団。2019年からはカナディアン・ワイルド(英語版)に所属。同年、オールNPFプレイヤー(英語版)(投手)に選出された。2021年からアスリーツ・アンリミテッドに参戦[4]

代表チームでは、2013年の世界ジュニア選手権に出場し、中国戦ではノーヒットノーランを記録した。同年のうちにトップ代表にも選出され、以降はカナダ代表の主戦投手としてパンアメリカン大会世界選手権/ワールドカップなどの主要国際大会を転戦している。自国トロント開催となった2015年のパンアメリカン大会(英語版)決勝では、アメリカ打線を7回まで無失点に抑え、延長8回完投勝利(4-2)でカナダの同大会32年ぶり優勝に大きく貢献した[2][3][5]。2019年8月5日のパンアメリカン大会ベネズエラ戦では、カナダ人投手として初めて完全試合を達成した[2]

2021年[注 1]東京オリンピックカナダ代表のエースとして6試合中5試合に登板(3先発)。13.1イニングを投げて自責点2(防御率1.05)の活躍を見せ、同代表初となるオリンピックでのメダル獲得(銅メダル)に貢献した[3][6]。打者としても3試合に出場し、アメリカ代表モニカ・アボットから放った二塁打[注 2]を含む、2安打(打率.333)を記録した。

2023/24年のワールドカップでは注目選手の1人としてWBSCに紹介され[6]、2024年7月に開催されたファイナルステージではベストナイン(先発投手)に選出された[7]

人物・エピソード

  • カナダ代表での背番号は「17」。
  • オランダ系カナダ人(英語版)で、ハールレムで開催された2014年世界選手権では「これまで知らなかった多くの親戚に会うことができた」と喜びを語っている[4]
  • 9歳の時に1型糖尿病と診断されたことから、体調を管理しながら競技を続けている[3][8]
  • 2018年7月にレジオネラ症に感染し、生存率3%と診断され10日間昏睡状態に陥った[8]。そのため同年の世界選手権を欠場した[3][6]
  • ソフトボールに専念するまでは競泳との掛け持ちであった[3][8]
  • 叔父のレオ・グローネウェーゲン(英語版)は元カナディアンフットボール選手で、CFLで17年間プレーした[3]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 2020年開催予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により1年延期された。
  2. ^ この日(2021年7月22日)のモニカ・アボットは7回を1安打完封。許したヒットはグローネウェーゲンの二塁打1本のみ。

出典

  1. ^ Sara Groenewegen University of Minnesota Athletics
  2. ^ a b c SARA GROENEWEGEN Stanford University
  3. ^ a b c d e f g Sara Groenewegen Canadian Olympic Committee
  4. ^ a b On the Field Sara Groenewegen, OLY
  5. ^ “GAME SUMMARY (BOX SCORE)”. Results Toronto 2015 (2015年7月28日). 2024年1月26日閲覧。
  6. ^ a b c “第17回WBSC女子ソフトボールワールドカップ 注目の12選手を紹介”. WBSC (2023年6月27日). 2023年10月15日閲覧。
  7. ^ “Yukiko Ueno earns Women's Softball World Cup MVP honours”. WBSC (2024年7月20日). 2024年7月28日閲覧。
  8. ^ a b c Get to know Sara off of the softball field Sara Groenewegen, OLY

外部リンク

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