ショウルス川
ショウルス川(ショウルスがわ、氷: Þjórsá、ショウルスアゥ、「牡牛の川」の意[1])は、アイスランドでもっとも長い川であり、その長さは約230kmである。アイスランド島の南部を流れる。
概要
ショウルスアゥはホーフス氷河に源を発し、アイスランド中央高地の山あいを細く流れる。下流では、低地に流れる前にトゥングナア川(英語版)が合流する。また約1000年前のヴァイキングの住居が再現されているストング(英語版)のあるショゥルサゥルダールル(英語版)(Þjórsárdalur または Thjorsardalur、ショウルスアゥ峡谷)を流れる。低地ではショウルス溶岩原(英語版)の東を流れる。
下流の川幅の広くなったところには、アゥルネース(Árnes)という中洲がある。そこにはかつてシング(Þing, 地方議会の原形)が置かれており、現在の県名アゥルネースシスラの語源となっている。
一帯にはツンドラ、湖沼、湿地があり、周辺は火山砂からなる砂漠である。コザクラバシガンの営巣地であり、1990年にラムサール条約登録地となった[2]。
ショウル(Þjór)は、アイスランド語で「牡牛」の意味である。『ランドナーマボーク』には「ソルケトル(Þorkell)の息子ソラリン(Þórarinn)は船でこの川の河口にたどり着いた。彼は船の舳先に牛の頭を飾っていた」とあり、このことからショウルスの名前が付いた、とされる。
脚注
関連項目
外部リンク
- Thjörsárver | Ramsar Sites Information Service
座標: 北緯63度47分 西経20度48分 / 北緯63.783度 西経20.800度 / 63.783; -20.800