スクシンイミド

スクシンイミド
IUPAC名ピロリジン-2,5-ジオン
別名コハク酸イミド
分子式C4H5NO2
分子量99.09
CAS登録番号123-56-8
形状白色の固体粉末
融点123-125 °C
沸点285-290 °C分解点287℃
SMILESO=C1NC(=O)CC1

スクシンイミド(Succinimide)は、分子式C4H5NO2の環状のイミドで、ラクタムの1つである。白または無色の固体結晶。様々な有機合成、工業的には銀メッキの製造に使われる。

強塩基性条件下で臭素と混合すると、臭素化剤として多用されるN-ブロモスクシンイミドが生成する。

スクシンイミド化合物

スクシンイミドは医薬品の部分構造として用いられる。例として抗てんかん薬エトスクシミド(ザロンチン、エメサイド)、フェンスクシミド、メスクシミド(メトスクシミド、ペチヌチン)が挙げられる。また、スクシンイミド化合物はタンパク質またはペプチド、プラスチックで共有結合を形成するのに使われる。

  • エトスクシミド
    エトスクシミド
  • フェンスクシミド
    フェンスクシミド
  • メスクシミド
    メスクシミド

関連項目

典拠管理データベース: 国立図書館 ウィキデータを編集
  • ドイツ
  • 表示
  • 編集