タピオ
この項目では、フィンランド神話の妖精について説明しています。その他の用法については「タピオ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
タピオ(Tapio)は、フィンランド神話に出てくる森の精霊。
タピオは東フィンランドに伝わる森の精霊もしくは神であり、狩人が狩りの前にタピオに祈願した。妻は森林の女神ミエリッキである[1]。
タピオは『カレワラ』でもヒーシの大鹿(フィンランド語版)追跡の場面でレンミンカイネン(英語版)から祈りを捧げられている[2]。
出典
- ^ リョンロット & 小泉訳 1976a, p. 480.
- ^ リョンロット & 小泉訳 (1976a) pp. 184 ff.(第14章25行目以降); p. 480(各章の内容と解説 第14章); リョンロット & 小泉訳 (1976b) p. 458(固有名詞語解 タピオ)
参考文献
- リョンロット 編、小泉保 訳『フィンランド叙事詩 カレワラ (上)』岩波書店〈岩波文庫〉、1976年8月16日。全国書誌番号:75028306。
- リョンロット 編、小泉保 訳『フィンランド叙事詩 カレワラ (下)』岩波書店〈岩波文庫〉、1976年10月18日。全国書誌番号:75028307。
関連項目
- タピオラ
- タピオ (小惑星)