ダイビング・ベル セウォル号の真実

ダイビング・ベル セウォル号の真実
다이빙벨
監督 安海龍(アン・ヘリョン)
イ・サンホ
配給 Cinema DAL
公開 2014年10月6日(韓国)
2016年7月2日(日本)
上映時間 77分
製作国 大韓民国の旗 韓国
言語 朝鮮語
次作 다이빙벨 그후
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ダイビング・ベル セウォル号の真実朝鮮語: 다이빙벨英語: The Truth Shall Not Sink with Sewol)』は、2014年に製作された韓国ドキュメンタリー映画である。写真家でジャーナリストの安海龍(アン・ヘリョン)とイ・サンホ元MBC記者の共同監督作品。同年4月16日に発生したセウォル号沈没事故をめぐる疑問点や、救助のための潜水鐘(ダイビング・ベル)投入の過程などをとりあげている[1]

反響

本作は2014年10月開催の第19回釜山国際映画祭に招待されたが、同年9月24日にはセウォル号惨事一般人犠牲者遺族対策委員会が、本作は遺族を傷つけるものだなどとして国会で上映反対を主張した[1]。また、釜山広域市長徐秉洙[2]や、一部のセヌリ党議員、保守団体らも本作の上映中止を要求した[3]。また、9月15日に次世代文化人連帯が「当問題を一方的視線のみで示すことに反対する」声明を出し、30日に批判動画を投稿するなど、さまざまな論争が巻き起こったものの、10月6日には釜山国際映画祭で強行上映され、韓国内での封切が決まった[4]

その後、趙允旋政務首席(当時)の指示による批判的世論の形成やチケットの買い占め、釜山映画祭組織委員長の更迭、映画振興委員会が翌年の映画祭に対する支援予算を14億6000万ウォンから8億ウォンに削減するなど、政治的報復とも取れる出来事が続いた[5][6]。さらに2015年に国家情報院が配給会社Cinema DAL(朝鮮語版)の従業員の通信データなどを査察していたことが明らかになった[7]

観客数は5万288人(2017年9月時点)[8]

2018年5月、続編の「다이빙벨 그후(After Diving Bell)」が公開された[9]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b “釜山国際映画祭での『ダイビング・ベル』上映にセウォル号遺族が憤怒”. 中央日報. (2014年9月25日). http://218.145.68.132/article/551/190551.html 2014年10月8日閲覧。 
  2. ^ 1952年生まれ、慶尚南道蔚州郡出身。 セヌリ党事務総長などを歴任、大統領朴槿恵の側近とされる。--釜山広域市長 略歴 (PDF)
  3. ^ “釜山市長が上映中止を要求…セウォル号事件を描いた映画「ダイビングベル」特別法の制定を叫ぶ!”. Kstyle. (2014年10月4日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2005011 2014年10月8日閲覧。 
  4. ^ ““セウォル号報道はほとんど嘘”真実を明かす「ダイビングベル」韓国で公開確定”. Kstyle. (2014年10月7日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2005246 2014年10月8日閲覧。 
  5. ^ 一大議論を巻き起こした問題作 『ダイビング・ベル/セウォル号の真実』が ついに大阪で初上映!ぴあ関西版 2016年4月21日
  6. ^ 영화 다이빙벨 상영 반대 여론전 배후조종의 전말mediatoday 2017年2月2日
  7. ^ 국정원·검·경, 영화 '다이빙벨' 배급사 직원 사찰 정황JTBC 2017年1月18日
  8. ^ `공범자들`,`김광석`,`저수지게임`의 무비 저널리즘 `스크린으로 간 저널리스트들`毎日経済 2017年9月15日
  9. ^ <다이빙벨 그후> 제작 후일담이 아니라 상영 후일담이다cine21 2018年5月8日

外部リンク

  • 다이빙벨 - ブログ
  • 다이빙벨 (@docu_divingbell) - X(旧Twitter)
  • '다이빙벨' 메인 예고편(「ダイビングベル」メイン予告編) - YouTube
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