ネパールの鉄道
ネパールの鉄道(ネパールのてつどう)では、ネパール連邦民主共和国における鉄道について記す。
概要
2021年現在、ネパール国内の主要な鉄道事業者は、ジャナクプル鉄道(あるいはネパール鉄道)である。当鉄道は、2014年1月より運行を休止していたが[1]、2022年4月3日運行を再開した[2] [3]。
ジャナクプル鉄道は、隣国のインド共和国(通称:インド)のジャイナガル(英語版)と、ネパールのジャナクプルの間で運行をしていた。運行距離は、29 kmで、軌間は762 mm (2 ft 6 in)であった[1]。かつて、ジャナクプルからビザルプラ(英語版)の路線もあり、当路線も合わせて59 kmの運行距離であったが、この区間は橋梁の損傷のため、予備路線となっている。1994年まで、蒸気機関車による運行がされていたが、その後インドからディーゼル機関車が4両譲渡され、そのうち、 ZDM 524 ディーゼル機関車の1両が、ジャナクプルとジャイナガルの間(約29キロメートル)を運行休止直前まで運行していた。
インド鉄道と同じ軌間(1,676 mm (5 ft 6 in))の新路線(ジャイナガル - ジャナクプル)の建設のため、2014年1月に運行を休止した[1]。当路線は、Bardibasまで延伸の計画もある。
インド鉄道路線のいくつかは、国境を越えてネパールに入っており、ネパール平野へと短距離の路線が延びている。 これらは、ラクソール(英語版)(インド/ネパール国境)とシシヤ(英語版)(ネパール)を結ぶネパール/インド共同の貨物線となっている。インドのラクソールからの貨物線は、広軌の路線であり、ネパール鉄道会社とインド鉄道で共同運行され、シシヤのドライポート・コンテナ倉庫を通じて、ネパールまでコンテナ輸送が行われている。
非常に短い鉄道のいくつかは、ジャナクプルダムのように、隣接した平野から遠く離れて通らずに、インドからネパールに達している。 これらは、一般的に狭軌となっている[4]。
事業者
計画中の鉄道
2008年に、中華人民共和国チベットのラサ市からネパールへの連絡路線の建設が、主な計画として浮上している。
地図
- UN Map (PDF) (英語)
- UNHCR Altas Map (英語)
鉄道駅
- ネパールの鉄道駅(英語版)
隣接国との鉄道接続状況
脚注
- ^ a b c Sangam Prasain; Prithvi Man Shrestha; Shuvam Dhungana (2021年9月19日). “A new train last year was welcomed with much fanfare. It never ran”. The Kathmadu Post. https://kathmandupost.com/national/2021/09/19/a-new-train-last-year-was-welcomed-with-much-fanfare-it-never-ran 2021年12月19日閲覧。
- ^ “Janakpur-Jayanagar Railway to come into operation from Sunday” (英語). My Republica. 2023年10月15日閲覧。
- ^ “Kurtha-Jayanagar railway service to launch today” (英語). The Himalayan Times (2022年4月2日). 2023年10月15日閲覧。
- ^ Steam to Janakpurdham - YouTube
関連項目
- ネパールの交通(英語版)
- ネパール・ガバメント鉄道 (NGR)
- ジャナクプル鉄道
外部リンク
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