ヒョウ皮のふちなし帽

「ヒョウ皮のふちなし帽」
ボブ・ディランシングル
初出アルバム『ブロンド・オン・ブロンド
B面 我が道を行く
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 ナッシュビル、コロムビア・スタジオ(1966年3月10日)
ジャンル ロック
時間
レーベル コロムビア・レコード
作詞・作曲 ボブ・ディラン
プロデュース ボブ・ジョンストン
チャート最高順位
ボブ・ディラン シングル 年表
女の如く
b/w
5人の信者達
(1966年8月)
ヒョウ皮のふちなし帽
b/w
我が道を行く
(1967年4月)
アイ・スリュー・イット・オール・アウェイ
b/w
漂流者の逃亡
(1969年4月)
ミュージックビデオ
「Leopard-Skin Pill-Box Hat」 - YouTube
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ヒョウ皮のふちなし帽」(原題: Leopard-Skin Pill-Box Hat)は、ボブ・ディランの楽曲。『ブロンド・オン・ブロンド』(1966年)に収録後、シングルカットされた。

概要

ニューヨークで2回、ナッシュビルで2回レコーディングが行われたが、最後に行われた1966年3月10日のセッションのものがレコードに使われた。プロデューサーはボブ・ジョンストン。

1967年4月24日、アルバムからシングルカットされた[1]。B面は「我が道を行く(Most Likely You Go Your Way and I'll Go Mine)」。

「ピルボックス帽(pillbox hat)」とは頂点が平らでつばの無い婦人用の小型帽のこと。1961年にアメリカ合衆国のファーストレディになったジャクリーン・ケネディが着用したことで1960年代に広く知られるようになった[2]

スタジオ録音、コンサート音源の詳細は以下のとおり[3]

録音日 場所 演奏者 レコード、CDなど
1966年1月25日 ニューヨーク ロビー・ロバートソン(ギター)、アル・クーパー(オルガン)、ウィリアム・E・リー(ベース)、ポール・グリフィン(ピアノ)、ボビー・グレッグ(ドラムズ) 『ノー・ディレクション・ホーム:ザ・サウンドトラック(第7集)』(2005年)
1966年1月27日 ニューヨーク ロビー・ロバートソン(ギター)、アル・クーパー(オルガン)、リック・ダンコ(ベース)、ボビー・グレッグ(ドラムズ) 『The Bootleg Series Vol. 12: The Cutting Edge 1965–1966』(2015年)
1966年2月14日 ナッシュビル チャーリー・マッコイ(ギター、ベース)、ロビー・ロバートソン(ギター)、ウェイン・モス(ギター)、ジョー・サウス(ギター、ベース)、ジェリー・ケネディ(ギター)、アル・クーパー(オルガン)、ハーガス・ロビンス(ピアノ)、ケニー・バットレー(ドラムズ) 同上
1966年3月10日 ナッシュビル ロビー・ロバートソン(ギター)、ウェイン・モス(ギター)、ジョー・サウス(ギター、ベース)、アル・クーパー(オルガン)、ヘンリー・ストルゼレッキー(ベース)、ケニー・バットレー(ドラムズ)、ボブ・ディラン(冒頭のリード・ギター、ハーモニカ) ブロンド・オン・ブロンド』(1966年)、シングル(1967年)
1966年5月17日 マンチェスター ロビー・ロバートソン(ギター)、リック・ダンコ(ベース)、リチャード・マニュエル(ピアノ)、ガース・ハドソン(オルガン)、ミッキー・ジョーンズ(ドラムズ) 『ロイヤル・アルバート・ホール:ブートレッグ・シリーズ第4集』(1998年)

カバー・バージョン

  • ジョン・クーガー・メレンキャンプ - 『30〜トリビュート・コンサート』(1993年)に収録。
  • ロビン・ヒッチコック - 『Robyn Sings』(2002年)に収録。
  • ベック - 『War Child Presents Heroes』(2009年)に収録。
  • ラファエル・サディーク - 『Chimes of Freedom』(2012年)に収録。
  • マイケル・チャップマン - 『Blonde on Blonde Revisited』(2016年)に収録。
  • キャット・パワー - 『Cat Power Sings Dylan: The 1966 Royal Albert Hall Concert』(2023年)。2022年11月5日にロイヤル・アルバート・ホールで行われたコンサートの音源[4]

脚注

  1. ^ a b 45cat - Bob Dylan - Most Likely You Go Your Way And I'll Go Mine / Leopard-Skin Pill-Box Hat - Columbia - USA - 4-44069
  2. ^ William J. Spurlin, 'I'd Rather Be the Princess Than the Queen', Mourning Diana: Nation, Culture and the Performance of Grief, ed. Adrian Kear and Deborah Lynn Steinberg, Routledge, London, 1999, page 158
  3. ^ STILL ON THE ROAD 1966 BLONDE ON BLONDE RECORDING SESSIONS AND WORLD TOUR
  4. ^ Cat Power (2023年11月9日). “Leopard-Skin Pill-Box Hat (Live at the Royal Albert Hall)”. YouTube. 2024年3月27日閲覧。
スタジオ・アルバム

『ボブ・ディラン』 · 『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』 · 『時代は変る』 · 『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』 · 『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』 · 『追憶のハイウェイ61』 · 『ブロンド・オン・ブロンド』 · 『ジョン・ウェズリー・ハーディング』 · 『ナッシュヴィル・スカイライン』 · 『セルフ・ポートレイト』 · 『新しい夜明け』 · 『ビリー・ザ・キッド』 · 『ディラン』 · 『プラネット・ウェイヴズ』 · 『血の轍』 · 『地下室(ザ・ベースメント・テープス)』 · 『欲望』 · 『ストリート・リーガル』 · 『スロー・トレイン・カミング』 · 『セイヴド』 · 『ショット・オブ・ラブ』 · 『インフィデル』 · 『エンパイア・バーレスク』 · 『ノックト・アウト・ローデッド』 · 『ダウン・イン・ザ・グルーヴ』 · 『オー・マーシー』 · 『アンダー・ザ・レッド・スカイ』 · 『グッド・アズ・アイ・ビーン・トゥ・ユー』 · 『奇妙な世界に』 · 『タイム・アウト・オブ・マインド』 · 『ラヴ・アンド・セフト』 · 『モダン・タイムズ』 · 『トゥゲザー・スルー・ライフ』 · 『クリスマス・イン・ザ・ハート』 · 『テンペスト』 · 『トリプリケート』

ライブ・アルバム
コンピレーション・アルバム

『ボブ・ディランのグレーテスト・ヒット』 · 『グレーテスト・ヒット第2集』 · 『傑作』 · 『バイオグラフ』 · 『グレーテスト・ヒット第3集』 · 『ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン』 · 『ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン Vol.2』 · 『エッセンシャル・ボブ・ディラン』 · 『ディラン・ザ・ベスト』 · 『DYLAN』 · 『ボブ・ディラン・モノ・ボックス』

ブートレッグ・シリーズ

『ブートレッグ・シリーズ第1~3集』 · 『「ロイヤル・アルバート・ホール」(第4集)』 · 『ローリング・サンダー・レヴュー(第5集)』 · 『アット・フィルハーモニック・ホール(第6集)』 · 『ノー・ディレクション・ホーム:ザ・サウンドトラック(第7集)』 · 『テル・テイル・サインズ(第8集)』 · 『ザ・ウィットマーク・デモ(第9集)』

コンサート&ツアー
映画
関連項目

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