ファイサル・ビン・シャムラン

ファイサル・ビン・シャムラーン（アラビア語: فيصل بن شملان‎、Faisal Bin Shamlan、1934年 - 2010年 1月1日）は、イエメンの政治家。

ハドラマウト出身。イギリス・キングストン大学卒業（土木工学）^[1]。

1960年代の南イエメン時代に石油相を務めており^[2]、1994年にもアリ・アブドッラー・サーレハ大統領のもとで石油・鉱物大臣を務めている。

2006年に行われたイエメンの大統領選挙では現職のアリー・アブドッラー・サーレハへの対抗馬として主要野党連合より選出された^[3]。最有力対立候補として見られていたものの、ボディガードがアルカーイダとのつながりを持っているとして逮捕されるなど苦戦し^[4]、21.82％しか票を得られず、77.17％の票を獲得した現職に敗北した^[2]。

2009年の末から頭部に腫瘍を患わっており、インドの病院で入院していた。イエメンに帰国した10日後の2010年1月1日、アデンにて75歳で亡くなった。

脚注

^ “وفاة المرشح الرئاسي السابق فيصل بن شملان”. nabanews. (2010年1月1日). http://www.nabanews.net/2009/23133.html 2012年12月6日閲覧。
^ ^a ^b “民主人民共和国時代の閣僚、大統領候補に選出 - イエメン”. AFPBB News. (2006年7月2日). http://www.afpbb.com/article/politics/2079434/696432 2010年1月3日閲覧。
^ “大統領選挙に向け、野党候補が出馬 - イエメン”. AFPBB News. (2006年7月8日). http://www.afpbb.com/article/politics/2082136/709271 2010年1月3日閲覧。
^ “大統領候補のボディガード、「テロリスト」として逮捕 - イエメン”. AFPBB News. (2006年9月20日). http://www.afpbb.com/article/politics/2114726/909821 2010年1月3日閲覧。