ファロ大聖堂
ファロ大聖堂(ポルトガル語: Sé Catedral de Faro)は、ポルトガル南西部、アルガルヴェ地方ファロにあるカトリック教会の大聖堂。
歴史
現在ファロ大聖堂が建てられている場所は、かつて古代ローマ時代はフォルムが建てられており、その後のイスラーム支配下ではモスクが建てられていた[1][2]。レコンキスタによって12世紀にポルトガル王国が建国され、その後13世紀になってブラガ大主教D. João Viegasが聖母マリアに捧げるためにこの大聖堂を建てた。1540年にジョアン3世が司教座聖堂の地位を、シルヴェス大聖堂(英語版)からこの大聖堂に移したが、1596年にイングランド王国のエセックス伯による攻撃で破壊され[3]、1722年と1755年の地震によっても大きな被害を受けた。その後、塔の1階部分と2つのチャペル部分を除いて改築された。
建物
建物内部は3つの身廊が並んでいる形状で、トスカナ式オーダーの柱で支えられており、中央身廊の内陣には聖母マリア、聖ペテロと聖パウロの像が飾られている[4][5]。聖堂内の装飾品は17世紀から18世紀にかけてのものである。
参考文献
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座標: 北緯37度00分48秒 西経7度56分05秒 / 北緯37.01333度 西経7.93472度 / 37.01333; -7.93472