ブライアン・モラン (政治家)

アメリカ合衆国の政治家ブライアン・モラン Brian Moran

生年月日	(1959-09-09) 1959年 9月9日（64歳）
出生地	アメリカ合衆国マサチューセッツ州ネイティック
出身校	フレイミングハム州立大学（英語版）アメリカ・カトリック大学（英語版）
所属政党	民主党
配偶者	カーリン・クランツ
親族	ジェイムズ・モラン（英語版）（父）ジェイムズ・モラン（英語版）（兄）
サイン
バージニア州第13代公安長官
在任期間	2014年 1月11日 - 現職
州知事	テリー・マコーリフラルフ・ノーザム
バージニア民主党第16代代表
在任期間	2010年 12月4日 - 2012年 12月8日
州知事	ボブ・マクドネル
バージニア州下院議員
選挙区	北バージニア第46選挙区
在任期間	1996年 1月10日 - 2008年 12月12日
州知事	ジョージ・アレンジム・ギルモアマーク・ウォーナーティム・ケイン
テンプレートを表示

ブライアン・ジョセフ・モラン（英語：Brian Joseph Moran、1959年 9月9日 ‐ ）は、アメリカ合衆国の政治家。民主党所属。バージニア州下院（英語版）議員、バージニア民主党（英語版）代表、バージニア州公安長官（英語版）を歴任した。

モランは2009年のバージニア州知事選挙（英語版）において、民主党擁立候補を選出する予備選挙に出馬したが、州上院議員クリー・ディーズ（英語版）に敗れた。

生い立ち

1959年9月9日にマサチューセッツ州ネイティックにて、7人兄弟の末子として誕生した。家はアイルランドからの移民の血筋であり、ローマ・カトリックの教派であった。父は元プロサッカー選手のジェイムズ・モラン（英語版）。

13歳の時、彼はウォーターゲート公聴会を見るため電車でワシントンD.C.を訪れた。モランはフレイミングハム州立大学（英語版）に入学し、続いてアメリカ・カトリック大学（英語版）に入った。彼は1988年にコロンバス・スクール・オブ・ロー（英語版）でジュリス・ドクターの学位を取得した^[1]。

ブライアンの兄ジム・モラン（英語版）は連邦下院議員（バージニア第8選挙区（英語版）選出）であり^[2]^[3]、ブライアンが州知事選挙の予備選挙を戦った際には、兄ジムは資金集め等で協力した。兄弟はいずれも北バージニア（英語版）を地盤としている。銃規制や仮釈放など一部の問題については、兄弟で意見が分かれている^[4]。

政治活動

「2009年バージニア州知事選挙」も参照

モランは事務職を1年勤めた後、アーリントン郡で州検事補に採用。1995年は州検事室で7年間を過ごし、レイプや殺人などの案件を扱った。1994年、バージニア民主党代表マーク・ウォーナーの推薦で、州下院議員に立候補した。州下院議員に当選後、モランは運輸委員、裁判所委員、保健福祉および福祉施設委員を務めた。彼は飲酒運転根絶を目指す母親の会（英語版）による年間議員賞を複数回受賞した。また北バージニア技術審議会（英語版）の「テック10」賞、フェアファックス郡商工会議所（英語版）の「フレンド・オブ・ビジネス」賞も受賞した。

2006年、モランはバージニア保安官協会（英語版）の年間議員賞を受賞。2008年12月12日、モランはバージニア州知事選挙に専念するため、州下院議員を辞任した^[5]。

2001年、下院民主党幹部会議長クリー・ディーズ（英語版）が州上院に当選したことに伴い、後任の議長にはモランが選出された。モラン在任中、民主党は毎回の総選挙で議席を増やし、最終的には100議席中44議席を獲得するようになった。2006年と2007年には州全域を訪問し、2007年の選挙（英語版）に向けた下院議員候補者を募集・支援した。その結果、同年の選挙では下院全100議席に対して候補者を擁立することになった。

2009年、モランは州知事選挙活動のための資金調達委員会を設立した^[6]。モランは2009年州知事選挙（英語版）の民主党予備選挙に立候補し、選対本部長にはマイム・レイリー（英語版）が就いた。しかしながら結果は州上院議員クリー・ディーズ（英語版）が49パーセント超の得票を獲得し、モランはテリー・マコーリフ（英語版）に次ぐ3番目の得票に終わった。2010年12月4日、モランはバージニア民主党（英語版）代表選挙でピーター・ルセロット（英語版）を破り、党代表に選出された^[7]。

2013年12月、州知事選挙に勝利した民主党テリー・マコーリフ（英語版）は、モランをバージニア州公安長官（英語版）に指名した。公安長官は閣僚の一員であり、バージニア州警察（英語版）、州のアルコール飲料取締法、バージニア州矯正省（英語版）、バージニア州兵を監督する。過去には元検事総長ジェリー・キルゴア（英語版）やジョン・マーシャル（英語版）が公安長官を務めた^[8]。2017年12月19日、新たに知事に当選したラルフ・ノーサムは、モランの公安長官続投を発表した^[9]。

参考文献

^ “Historical Bio for Brian J. Moran”. Virginia House of Delegates. May 18, 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。March 21, 2010閲覧。
^ Fisher, Marc (February 8, 2009). “Moran Relying on Democratic Roots, Judgement in Run For Governor”. The Washington Post. https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/02/07/AR2009020701699.html March 21, 2010閲覧。
^ Schulte, Brigid (May 27, 2009). “Democrats' Inside Man Steps Into Spotlight”. The Washington Post. https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/05/26/AR2009052602998_2.html?sid=ST2009052603086 March 21, 2010閲覧。
^ Gardner, Amy (February 11, 2009). “A Time to Reevaluate Family Ties”. The Washington Post. https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/02/10/AR2009021003914_2.html?sid=ST2009021004032 April 16, 2010閲覧。
^ “Moran Resigns Va. House to Run for Governor”. The Washington Post. (December 12, 2008). https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/12/12/AR2008121202242.html April 26, 2010閲覧。
^ “Moran for Governor”. The Virginia Public Access Project. 2008年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年8月12日閲覧。
^ Kumar, Anita (December 5, 2010). “Democrats in Virginia tap Brian Moran to lead party”. Washington Post: p. C1. https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/12/04/AR2010120403311.html
^ “McAuliffe picks Brian Moran as public safety secretary”. The Washington Post. https://www.washingtonpost.com/local/virginia-politics/mcauliffe-picks-brian-moran-as-public-safety-secretary/2013/12/13/bfd6e27e-63f6-11e3-aa81-e1dab1360323_story.html December 21, 2013閲覧。
^ “Governor elect Ralph Northam announces administration appointments”. Blue Virginia. https://www.bluevirginia.us/2017/12/governor-elect-ralph-northam-announces-administration-appointments December 19, 2017閲覧。