ブレイザブリク
この項目では、北欧神話に登場する宮殿について説明しています。アイスランドのサッカークラブについては「ブレイザブリクUBK」をご覧ください。 |
ブレイザブリク(もしくはブレイダブリク。Breiðablic)は、北欧神話に出てくる宮殿のことである。名前は「幅広き輝き」の意味である[1]。
『エッダ』
『古エッダ』の『グリームニルの言葉』第12節には、ブレイザブリクにバルドルが自分の館を建てたこと、その場所には災いがないこと(をオーディンが知っている)と書かれている。ブレイザブリクは第7番目に紹介される[2]。
また、『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第17章には、ブレイザブリクより美しい場所がないと書かれている[3]。
『ユングリング家のサガ』
スノッリ・ストゥルルソンは『ユングリング家のサガ』第5章においても、バルドルがブレイザブリクに居住したとしている。それはログ湖(現在のスウェーデン・メーラレン湖)のほとりの古シグトゥーナ(en)にあり、バルドルは神殿のゴジとして、オーディンからその地を与えられた[4]。
脚注
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参考文献
- スノッリ・ストゥルルソン『ヘイムスクリングラ - 北欧王朝史 -(一)』谷口幸男訳、プレスポート・北欧文化通信社、2008年、ISBN 978-4-938409-02-9。
- V.G.ネッケル他編 『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。