マーク・E・ケリー
マーク・ケリー Mark Kelly | |
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生年月日 | (1964-02-21) 1964年2月21日(60歳) |
出生地 | アメリカ合衆国 ニュージャージー州オレンジ |
出身校 | アメリカ商船大学校 海軍大学院 |
所属政党 | 民主党 |
配偶者 | ガブリエル・ギフォーズ |
子女 | 2人 |
選挙区 | アリゾナ州第3部 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2020年12月5日 - 現職 |
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マーク・ケリー | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
他の職業 | テストパイロット |
階級 | アメリカ海軍大佐 |
宇宙滞在期間 | 24日14時間12分 |
選抜試験 | 1996 NASA Group |
ミッション | STS-108, STS-121, STS-124, STS-134 |
記章 |
マーク・エドワード・ケリー(Mark Edward Kelly、1964年2月21日 - )は、アメリカの政治家、元宇宙飛行士および元海軍軍人。妻は民主党所属の元下院議員ガブリエル・ギフォーズ。双子の兄弟のスコット・ケリーもNASAの宇宙飛行士である。
宇宙飛行士としてのキャリア
STS-108
2001年12月5日(UTC)〜12月17日(UTC)、ミッション「STS-108」にて、操縦手(パイロット)としてエンデバーに搭乗した。国際宇宙ステーションへの物資の搬入などが目的であった。初のミッションであったが、特にトラブル等は発生せず、無事に地球に帰還した。
STS-121
2006年7月4日(UTC)〜7月17日(UTC)、ミッション「STS-121」にて、操縦手としてディスカバリーに搭乗した。国際宇宙ステーションに向かうトーマス・ライターの搬送や国際宇宙ステーション(ISS)への物資の補給、それに加えて実験などが行われた。
STS-124
2008年5月31日(UTC)〜6月14日(UTC)、ミッション「STS-124」にて、船長としてディスカバリーに搭乗した。マークにとっては船長として参加した初のミッションとなった。
フライト中、搭乗運用技術者の星出彰彦らとともに、地上の日本科学未来館との交信に臨んだ。日本科学未来館に集まった日本の内閣総理大臣福田康夫、文部科学大臣渡海紀三朗、駐日アメリカ合衆国大使ジョン・トーマス・シーファー、宇宙飛行士毛利衛らとメッセージを交わした。マークと福田は面識がなかったが、福田から「今研究されている成果が地球の環境を良くする成果を生むのではないかと思って期待しています。ぜひ、実験の成功を祈っております。また、帰国されたらお目にかかりたいと思います[1]」とのコメントが伝えられた。
地球帰還後、STS-124の乗組員を率いて日本を訪れ、総理大臣官邸を表敬訪問した。その際、福田が乗組員らの労をねぎらうとともに、マークに対し「(国際宇宙ステーションとの交信以来)ようやくお目にかかれました」[2]と直接声をかけるなど、乗組員らは歓待を受けた。
STS-134
2011年5月16日(UTC)〜5月24日(UTC)、「STS-134」ミッションにて、マークは船長としてエンデバーに搭乗した。マークにとってはシャトルに搭乗した最後のミッションとなった。
このSTS-134ミッションは、当初は2011年2月末に打上を予定していたため、ISSに滞在していたスコットと宇宙で双子2人が揃うと期待されたが、その前のSTS-133の打上げ延期の影響でSTS-134の打上げが4月19日以降(その後、5月16日へ)に延期されたため、この機会はなくなった。ISSコマンダーを務めたスコットは、ソユーズTMA-01Mで2011年3月16日に帰還した。
引退後
2011年6月、NASAおよび米海軍を10月1日付けで引退すると発表した。引退後は、銃撃された妻のギフォーズ下院議員に寄り添いたいと述べている他、回顧録を出版した。
その後2013年1月には、妻と共に銃犯罪への対策を考えるための政治団体を設立した。
上院議員
2019年2月12日、ケリーは翌年に行われる連邦上院議員選挙に民主党から立候補することを表明。2020年11月3日の本選では、共和党の現職マーサ・マクサリーを得票率51.2%で破り初めての当選を果たした。同年12月2日に就任宣誓を行い、2021年1月3日に上院議員に就任した[3]。
2022年11月8日に行われた中間選挙では、本選において共和党の元ティール財団理事長ブレイク・マスターズ候補を接戦の末に得票率51.39%で破り再選。2023年1月3日より上院議員として2期目に入った。
双子を比較する宇宙滞在実験
双子のスコットは、2015年3月からISSで初めてとなる1年間の長期滞在を行うことになった[4]。この機会を利用して、宇宙に滞在するスコットと、地上にいるマークの2人の体の変化を調べることによって、宇宙環境が人体に与える影響を詳しく調べる貴重な機会が得られることから双子を使った医学実験を行うことになった。これにより将来の月周辺での活動や、小惑星、さらには火星探査に対するリスク軽減や対応策を検討するのに役立てていく[5]。
脚注
- ^ 「国際宇宙ステーションの星出宇宙飛行士との交信」『福田総理の動き- 国際宇宙ステーションの星出宇宙飛行士との交信-』内閣官房内閣広報室、2008年6月8日。
- ^ 「スペースシャトル『ディスカバリー号』搭乗員による表敬」『福田総理の動き-スペースシャトル「ディスカバリー号」搭乗員による表敬-』内閣官房内閣広報室、2008年7月29日。
- ^ なお、ケリーの議席はもともと2016年の上院議員選挙で再選し、2018年8月25日に死去した共和党の重鎮ジョン・マケインが保持していた議席のため、ケリーの残りの任期は2023年1月3日までとなる。
- ^ “NASA, Roscosmos Assign Veteran Crew to Yearlong Space Station Mission”. NASA. (2012年11月26日). http://www.nasa.gov/home/hqnews/2012/nov/HQ_12-406_ISS_1-Year_Crew.html 2014年3月16日閲覧。
- ^ “NASA Selects 10 Proposals for Unprecedented Twin Astronaut Study”. NASA. (2014年3月7日). http://www.nasa.gov/press/2014/march/nasa-selects-10-proposals-for-unprecedented-twin-astronaut-study/ 2014年3月16日閲覧。
外部リンク
- NASA Biography
アメリカ合衆国上院 | ||
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先代 マ-サ・マクサリー | アリゾナ州選出上院議員(第3部) 2020年12月2日 - 同職:キルステン・シネマ | 現職 |
党職 | ||
先代 アン・カークパトリック(英語版) | アリゾナ州選出上院議員(第3部) 民主党候補 2020年 | 次代 |
アメリカ合衆国の儀礼席次(英語版) | ||
先代 リック・スコット R-フロリダ州 | 上院議員の先任順 第82位 | 次代 ベン・レイ・ルーハーン D-ニューメキシコ州 |
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第1部 |
| |
第3部 |
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