ライアン・アレン

ライアン・アレン
Ryan Allen
基本情報
ポジション パンター
生年月日 (1990-02-28) 1990年2月28日(34歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オレゴン州セイラム
身長: 6' 2" =約188cm
体重: 215 lb =約97.5kg
経歴
大学 ルイジアナ工科大学
ドラフト外 2013年
初出場年 2013年
初出場チーム ニューイングランド・ペイトリオッツ
所属歴
2013-2018 ニューイングランド・ペイトリオッツ
2019 アトランタ・ファルコンズ
2020 テネシー・タイタンズ
2020 インディアナポリス・コルツ
受賞歴・記録
スーパーボウル制覇(3回)
第49回第51回第53回
NFL 通算成績
回数 451回
ヤード 20,378ヤード
平均 45.2ヤード
最長 67ヤード
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

ライアン・アレン(Ryan Allen 1990年2月28日- )はオレゴン州セイラム出身のアメリカンフットボール選手。現在NFLインディアナポリス・コルツに所属している。ポジションはパンター。

経歴

プロ入り前

地元セイラムの高校で彼は、2年間パンター、プレースキッカーとしてプレーした。2007年にはパンター、キッカーのそれぞれで州のファーストチームに選ばれた[1]

オレゴン州立大学に入学、2008年をレッドシャツで過ごした後、2009年はプレーしなかった。ジョニー・ヘッカーの存在により[2]、ルイジアナ工科大学へ転校、2010年、12試合に出場し、60回のパントを蹴って、平均40.8ヤードを記録した。このうち、50ヤード以上のパントを4回、21回のパントで相手にフェアキャッチをさせて、パントリターンをさせなかった。2011年は83回のパントを蹴って、大学記録となる平均46.1ヤードを記録、また敵陣20ヤード以内に全米トップとなる39回(敵陣10ヤード以内に22回)蹴り込んだ。ミシシッピー州立大学戦では72ヤードのパントを蹴った。ポインセチアボウルでは5回のパントで平均43.2ヤードを記録した。この年彼は、ウェスタン・アスレティック・カンファレンスのファーストチームに選ばれるとともに、カレッジフットボール最高のパンターに贈られるレイ・ガイ賞に選ばれた。4年次の2012年には45回のパントで平均48.0ヤード、21回は50ヤード以上を蹴り、20回を敵陣20ヤード以内に蹴り込んだ。ニューメキシコ州立大学戦では85ヤードのパントを蹴った。この年、カレッジベストの平均ヤードを蹴り、オールアメリカン及びレイ・ガイ賞に選ばれた。2年連続レイ・ガイ賞を受賞したのは、彼が初めてであった[3]

シーズン終了後、シニアボウル、NFLスカウティングコンバインに招待された[1][4]

ニューイングランド・ペイトリオッツ

2013年NFLドラフトでは指名されなかったものの、5月3日にニューイングランド・ペイトリオッツと契約[5]、プレシーズン最終戦が終了した時点で、数字的には、ベテランパンターのゾルタン・メスコより劣ったが、開幕ロースターに残った。彼がレギュラーに残った理由としては、ボストン・グローブなどは、メスコとそれほど遜色ない成績を残し、低年俸であることとしている[6][7]。第12週のデンバー・ブロンコス戦では、オーバータイム残り3分に、追い風のわりには、短い42ヤードと短いパントを蹴ったが、このパントは距離はそれほど出なかったものの、高さの出たパントでハングタイムが5.1秒と長いもので、ブロンコスのリターナー、ウェス・ウェルカーは、ナックルボールとなるこのボールをキャッチすることを避け、ボールが止まるのを待つこととした。しかし、ブロンコスの選手、トニー・カーターがこのボールに触れ、ペイトリオッツのネイト・エブナーがボールを敵陣13ヤード地点でリカバー、3プレー後にスティーブン・ゴストコウスキーが31ヤードのFGを成功させ、ペイトリオッツが勝利した[8]

2014年シーズン、第49回スーパーボウルに出場し、64ヤードのパントキックを記録した。これは第53回スーパーボウルジョニー・ヘッカーが更新するまでスーパーボウル記録であった。チームも28-24でシアトル・シーホークスに勝利した[9]

その後もペイトリオッツのレギュラーパンターとして第51回第52回第53回のスーパーボウルのロースター入りを果たし、パントキックの機会がなかった第52回以外は試合にも出場した。

2019年8月19日にNFLドラフトでキッカーのジェイク・ベイリーを獲得したことによりリリースされた[10]

アトランタ・ファルコンズ

2019年11月4日、アトランタ・ファルコンズと契約を結んだ[11]2020年2月にファルコンズと契約延長する[12]も、8月にリリースされた[13]

テネシー・タイタンズ

2020年11月7日にテネシー・タイタンズと契約し[14]、負傷したブレット・カーンに代わり第9週の対シカゴ・ベアーズ戦に出場した。11月24日にタイタンズからリリースされた[15]

インディアナポリス・コルツ

12月3日にインディアナポリス・コルツと契約した[16]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b “Profile”. ルイジアナ工科大学. 2014年1月6日閲覧。
  2. ^ Chris Gay (2012年12月6日). “Louisiana Tech punter Ryan Allen wins Ray Guy Award”. オーガスタ・クロニクル. 2014年1月6日閲覧。
  3. ^ “Former Bulldogs Primed for the NFL Draft”. ルイジアナ州立大学 (2013年4月24日). 2014年1月6日閲覧。
  4. ^ “注目選手”. NFL JAPAN (2013年). 2014年1月6日閲覧。
  5. ^ “BIOGRAPHY”. ニューイングランド・ペイトリオッツ. 2014年1月6日閲覧。
  6. ^ Michael Whitmer (2013年9月7日). “A foot in the door for Ryan Allen”. ボストン・グローブ. 2014年1月6日閲覧。
  7. ^ “ペイトリオッツ、Pメスコを解雇、先発は新人アレンに”. アメフトNewsJapan (2013年8月31日). 2014年1月6日閲覧。
  8. ^ Michael Whitmer (2013年11月28日). “Ryan Allen’s punt gave Patriots the drop on Broncos”. ボストン・グローブ. 2014年1月6日閲覧。
  9. ^ http://www.conferenceusa.com/sports/m-footbl/spec-rel/020215aab.html
  10. ^ “The Patriots’ punter competition is over: Ryan Allen has been released”. PatsPulpit.com. August 19, 2019閲覧。
  11. ^ McFadden, Will (November 4, 2019). “Falcons agree to terms with punter Ryan Allen”. AtlantaFalcons.com. 2019年12月21日閲覧。
  12. ^ “ファルコンズがKクー、Pアレンと再契約”. NFL JAPAN (2020年2月19日). 2020年11月9日閲覧。
  13. ^ Will McFadden (2020年8月2日). “Falcons place Foye Oluokun on reserve/COVID-19 list, release Ryan Allen, waive four others”. AtlantaFalcons.com. 2020年11月9日閲覧。
  14. ^ Wyatt, Jim (2020年11月9日). “Titans Make 12 Roster Moves Before Sunday's Game vs Bears”. TennesseeTitans.com. 2020年11月9日閲覧。
  15. ^ Wyatt, Jim (2020年11月24日). “Titans Place LB Jayon Brown and LT Ty Sambrailo on Injured Reserve While Making Several Other Roster Moves”. TennesseeTitans.com. 2020年12月7日閲覧。
  16. ^ “Colts Sign P Ryan Allen To Practice Squad”. Colts.com (2020年12月3日). 2020年12月7日閲覧。

外部リンク

  • ライアン・アレン (@R_Allen86) - X(旧Twitter)
  • 通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference (英語)
  • New England Patriots bio (英語)
  • Louisiana Tech (英語)