ラクシー水車
ラクシー水車 The Great Laxey Wheel Lady Isabella Wheel | |
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情報 | |
用途 | 水車 |
設計者 | ロバートケースメント |
所在地 | マン島ラクシー |
座標 | 北緯54度14分18.8秒 西経4度24分26.6秒 / 北緯54.238556度 西経4.407389度 / 54.238556; -4.407389 |
備考 | 現所有者はManx National Heritage |
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ラクシー水車 (Laxey Wheel、別名:レディーイザベラ、Lady Isabella)は、マン島ラクシーの村の上の丘の中腹に造られたヴィクトリアン様式の水車である。この水車は現在稼働している世界最大の水車である[1]。 ロバートケースメントによって設計され、直径72.6フィート (22.1 m)・幅6フィート (1.8 m)で、毎分約3回転する。
歴史
この水車は1854年にグレートラクシー鉱山工業団地のグレンムーア地域から水を汲み上げるために造られた。「レディーイザベラ」の名称は、当時島の統治者だったチャールズホープ(Charles Hope)副総督の妻の名にちなんでいる。
水車は現在、グレートラクシーホイール&マインズトレイルの一部としてマンクスナショナルヘリテージ(Manx National Heritage)によって維持されている。
水車は現在、マン島政府が発行した20ポンド紙幣の裏側に描かれている[2] 。
技術的な詳細
マン島には蒸気式ポンプ用の石炭が供給されていないため、水車が使われた。
周辺地域の湧水や小川を含む周辺地域からの水は、水車の上部の塔と同じ高さの水槽に集められる。水槽と水車の上部の塔は閉じたパイプにより接続されていて、水は逆サイフォンにより塔の上に流れ、パイプから水車の円周上にある木製のスラットで形成されたバケツに落ち、水車を「逆方向」(inverse direction)に回転させる。クランクの長さは4フィート (1.2 m) でカウンターウェイトと非常に長いロッドに接続されている。このロッドは、ロッド高架橋に沿ってポンピングシャフトに達し、8フィート (2.4 m)のストロークがTロッカーによってポンピング動作に変換される。
ホイールとロッドのほとんどは木で作られている。ただし、主要な機械部品は金属製で、張力とベアリング面を提供する。ロッドにはホイールが間隔をあけて取り付けられており、最小限の摩擦でストロークの動きを可能にする。
諸元
- 直径:72.6フィート (22.1 m)
- 排水量:200ヤード (180 m) 離れた位置の1,500フィート (460 m) 地下にあるラクシー鉱山から毎分250英ガロン (1,100 l)
鉱山
鉱山はピーク時に600人以上の鉱山労働者を雇用し、1929年に閉鎖されるまで鉛、銅、銀、亜鉛を生産していた。 1965年、マン島政府はホイールとサイトを購入した。ホイールは1989年に修理され、マンクスナショナルヘリテージの管理下に置かれた。
音楽
この水車にちなんで、いずれもThe Laxey Wheelというタイトルの2つの曲がStuart SlackとHelen Barleyによって書かれた。
関連項目
- Snaefell Wheel (英語版)
- Great Laxey Mine Railway (英語版)
- Great Snaefell Mine (英語版)
- Great Laxey Mine (英語版)
参考文献
外部リンク
- IOMGuide.com/LaxeyWheel Illustrated and with visitor prices.
- How would you describe the working mechanism of the Laxey Wheel?
座標: 北緯54度14分18.7秒 西経4度24分26.6秒 / 北緯54.238528度 西経4.407389度 / 54.238528; -4.407389