ルリマツリ属
ルリマツリ属 | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Plumbago L. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ルリマツリ属 | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
leadwort[1], plumbago[1] |
ルリマツリ属(瑠璃茉莉属、学名:Plumbago)は、イソマツ科の属の1つ。プルンバゴ属[2][1]、プルムバーゴ属とも称する[3]。熱帯地方を中心に約20種存在する[4][5]。
特徴
ルリマツリ属の植物は、多年生の草本または低木となる[1][3][4]。攀縁性(はんえんせい、すがってよじ登る)を示すことがあるが、完全に巻き付いたり巻きひげを出したりすることはない[3]。高さは約2 mである[6]。歯痛や痒み止めの薬として利用される種もある[4]。
花は穂状花序[1][4]または総状花序となる[4]。属名になっているルリマツリは名前の通り瑠璃色の花を付けるが、アカマツリ(英語版)は赤色、セイロンマツリ(英語版)は白色と色は多彩である[1][4]。
萼(がく)は緑色の管状となり、種によっては粘り気を帯びて動物の毛にくっつき、果実や種子ともに運搬される[4][6]。萼は筒状で5裂する[1]。雄蕊(おしべ)は離生し、子房は長くなる[4]。雄蕊は5本、雌蕊は1本である[1]。蒴果(さくか)は膜質である[1]。染色体の基本数はX=6, 7[1]。
属名のPlumbagoはラテン語で鉛を意味する[3][1]。鉛の中毒に効くと考えられてきたこと[1][5]、または根が鉛色であることに由来する[5]。
主な種
- ルリマツリ(アオマツリ[7]) Plumbago auriculata[4]
- アカマツリ Plumbago indica[4]
- セイロンマツリ(インドマツリ) Plumbago zeylanica[4]
関連項目
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l 小学館 1989, p. 297.
- ^ 林・古里 監修 1986, p. 296.
- ^ a b c d 塚本 監修 1986, p. 705.
- ^ a b c d e f g h i j k フラグマン 1997, p. 202.
- ^ a b c “ルリマツリとは”. ヤサシイエンゲイ. 2019年10月11日閲覧。
- ^ a b 草土出版編集部 編 2000, p. 112.
- ^ 日外アソシエーツ株式会社 編 2008, p. 748.
参考文献
- フラグマン, オーリー 著「ルリマツリ」、週刊百科編集部 編 編『朝日百科 植物の世界 7 種子植物 双子葉類7』朝日新聞社、1997年10月1日、320頁。ISBN 4-02-380010-4。
- 日外アソシエーツ株式会社 監修 編『植物3.2万 名前大辞典』日外アソシエーツ株式会社、2008年6月25日、772頁。ISBN 978-4-8169-2120-9。
- 塚本洋太郎 監修 編『原色花卉園芸大事典』養賢堂、1984年12月10日、863頁。 全国書誌番号:85027495
- 林弥栄・古里和夫 監修 編『原色世界植物大圖鑑』北隆館、1986年4月20日、902頁。 全国書誌番号:87051214
- 『園芸植物大事典 4』小学館、1989年7月10日、622頁。ISBN 4-09-305104-6。