三文字駅

三文字駅
駅跡(2018年3月)
さんもじ
Sammoji
大隅大崎 (1.0 km)
(5.7 km) 東串良
地図
所在地 鹿児島県曽於郡大崎町假宿
北緯31度25分29.62秒 東経131度0分21.41秒 / 北緯31.4248944度 東経131.0059472度 / 31.4248944; 131.0059472座標: 北緯31度25分29.62秒 東経131度0分21.41秒 / 北緯31.4248944度 東経131.0059472度 / 31.4248944; 131.0059472
所属事業者 日本国有鉄道
所属路線 大隅線
キロ程 10.5 km(志布志起点)
電報略号 サモ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1937年昭和12年)4月19日[1]
廃止年月日 1987年(昭和62年)3月14日[1]
備考 路線廃止に伴う廃駅
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三文字駅(さんもじえき)は、かつて鹿児島県曽於郡大崎町仮宿に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)大隅線廃駅)である。大隅線の廃止に伴い、1987年昭和62年)3月14日に廃駅となった。

歴史

年表

備考

三文字地区はもともと一面の牟田地(泥湿地)であったが、1891年(明治24年)に福山 - 岩川 - 志布志 - 大崎 - 串良 - 鹿屋 - 垂水を結ぶ道路(国道220号の前身)が開通した[4]:278-279。また1889年(明治22年)から1903年(明治36年)までかけて大崎 - 野方 - 百引 - 牛根を結ぶ道が開通した[4]:283。この2つの道が交わるのが三文字交差点(三文字とは三叉路を意味する)で、1903年(明治36年)に牟田地を埋め立ててソバ屋が開業したのを皮切りに商業が発展していき、それまでの上町にかわって三文字が商業の中心になっていった[4]:265-266[5]:11

古江線の建設時、三文字駅付近は泥湿地で20メートル掘っても地盤の底にたどり着かず、難工事であった[4]:310[5]:10

現在、駅の名残はほとんど残っていないが、線路跡にかけられた近くの三文字大橋の欄干に蒸気機関車があしらわれている[6]

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅で、無人駅。出入り口を有する駅舎が妻面にあった。

駅周辺

  • 持留川

隣の駅

日本国有鉄道
大隅線
大隅大崎駅 - 三文字駅 - 東串良駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、779-780頁。ISBN 978-4-533-02980-6。 
  2. ^ 「西部支社一四駅を民間委託」『交通新聞』交通協力会、1962年4月1日、1面。
  3. ^ 「通報 ●山口線大歳駅ほか76駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1984年1月30日、32面。
  4. ^ a b c d 『大崎町史(明治百年)』1975年。 
  5. ^ a b 大崎町教育委員会『史跡ガイドブック おおさきの歴史を旅してみませんか』2021年。https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/kh_bunkakouminkan/kyoiku-bunka/bunka/bunkazai/documents/gaidobukku2022-1.pdf 
  6. ^ 「あの日、あの時、あの場所へ 時代をつなぐタイムトンネル」『広報おおさき』第674号、大崎町役場、16-17頁、2013年。https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/sy_kanko/machiannai/koho/backnumber/h24/documents/oosaki_2503_017.pdf 

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、三文字駅に関連するカテゴリがあります。
ウィキソースに古江東線大隅大崎東串良間ニ停車場設置の鉄道省告示があります。