下顎反射

下顎反射(かがくはんしゃ)とは、三叉神経(第5脳神経)に由来する病的反射のこと[1]。 上位ニューロンに障害がある場合、軽く口を開いた状態で、下口唇のすぐ下にある下顎の中央を軽く叩くと、咬筋が収縮して一旦口が閉じる。正常では、みられないか、わずかにみられる程度である。

三叉神経の傷害を示唆するため、ALSではみられても、頸椎症ではみられない。

基本的な神経学身体所見のひとつである。

参照

  • Nolte, J. The Human Brain, 5th ed. Mosby: Missouri; 2002, p.307. ISBN 0-323-01320-1
  • Blumenfeld, H. Neuroanatomy Through Clinical Cases. Sinauer Associates: Massachusetts; 2002, p. 484. ISBN 0-87893-060-4

脚注

  1. ^ “Neurological Examination”. 2008年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月17日閲覧。
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