世界を売った男 (曲)

「世界を売った男」（せかいをうったおとこ　原題：The Man Who Sold the World）はデヴィット・ボウイの楽曲。

ボウイの三枚目のスタジオ・アルバムに収録されている。1970年にアメリカ合衆国で、1971年にイギリスでマーキュリー・レコードから発売された。

「世界を売った男」はリリース時あまり注目されていなかった。ボウイ自身によるシングルとしてはリリースされなかったが1973年アメリカで「スペイス・オディティ｣、同年イギリスから「火星の生活（英語版）」のB面としてRCAレコードから発売された。この曲が人気になったのは、ボウイとミック・ロンソンがプロデュースをしたスコットランドの歌手ルルが、カバーをして全英シングル・チャート最高3位になったときだった^[1]。1982年にミッジ・ユーロがカバーバージョンを発表、1993年にニルヴァーナがMTVアンプラグドでこの曲をカバーし、新しい年代層にも広まった^[2]。ボウイのキャリアの後期ではこの楽曲のアレンジをし演奏しており、1995年のアウトサイド・ツアーではよりダークなスタイルで演奏をした。ツアーでのアレンジ版を「ストレンジャーズ・ホエン・ウィ・ミート（英語版）」のB面として1995年に発売された。彼は1996年のドキュメンタリー『チェンジスナウボウイ』の為にこの楽曲をアコースティックバージョンで再録音、2020年にEP『イズ・イット・エニィ・ワンダー?（英語版）』のデジタル版とアルバム『チェンジスナウボウイ』でリリースされた^[3]。オリジナル版は複数回コンピレーション・アルバムに収録されている。

表 話 編 歴 デヴィッド・ボウイ
スタジオ・アルバム	ソロ・アルバム デヴィッド・ボウイ スペイス・オディティ 世界を売った男 ハンキー・ドリー ジギー・スターダスト アラジン・セイン ピンナップス ダイアモンドの犬 ヤング・アメリカンズ ステイション・トゥ・ステイション ロウ 英雄夢語り (ヒーローズ) ロジャー (間借人) スケアリー・モンスターズ レッツ・ダンス トゥナイト ネヴァー・レット・ミー・ダウン ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ 郊外のブッダ アウトサイド アースリング アワーズ… ヒーザン リアリティ ザ・ネクスト・デイ ブラックスター トイ ティン・マシーン ティン・マシーン ティン・マシーンII
ライヴ・アルバム	ソロとして デヴィッド・ボウイ・ライブ ステージ ジギー・スターダスト・ザ・モーション・ピクチャー サンタ・モニカ '72 ボウイ・アット・ザ・ビーブ リアリティ・ツアー シリアス・ムーンライト ティン・マシーンとして ティン・マシーン・ライヴ oy vey, baby
サウンドトラック	クリスチーネ・F ラビリンス
コンピレーション・アルバム （主要なものから抜粋）	魅せられし変容 美しき魂の告白 チェンジスボウイ ザ・シングルス・コレクション ナッシング・ハズ・チェンジド〜オールタイム・グレイテスト・ヒッツ
主な楽曲	スペイス・オディティ ジギー・スターダスト ヤング・アメリカンズ フェイム ヒーローズ アラバマ・ソング クリスタル・ジャパン アンダー・プレッシャー（with クイーン） チャイナ・ガール レッツ・ダンス
主演映画 （主要なものから抜粋）	地球に落ちて来た男 ジャスト・ア・ジゴロ クリスチーネ・F ハンガー 戦場のメリークリスマス ビギナーズ ラビリンス/魔王の迷宮 ニューヨーク恋泥棒
ツアー	ソロとして ジギー・スターダスト ダイアモンド・ドッグス アイソラー アイソラーII シリアス・ムーンライト グラス・スパイダー サウンド+ヴィジョン アウトサイド アースリング アワーズ ヒーザン ミニ リアリティ ティン・マシーンとして ティン・マシーン イッツ・マイ・ライフ
関連人物・項目	作品 トニー・ヴィスコンティ ミック・ロンソン モット・ザ・フープル すべての若き野郎ども アルバム ルー・リード ブライアン・イーノ ベルリン三部作 イギー・ポップ クラフトワーク イマン ダンカン・ジョーンズ ザ・ハイプ スパイダース・フロム・マース ティン・マシーン ボウイ債
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