名古屋駅バスターミナル
この項目では、市バスのバスターミナルについて説明しています。その他のバスのりばについては「名古屋駅#バス路線」をご覧ください。 |
名古屋駅バスターミナルとは、愛知県名古屋市中村区名駅一丁目にある、名古屋市交通局(名古屋市営バス)のバスターミナルである。
概要
名古屋駅のJRゲートタワーとJPタワー名古屋の1階にある。[1]
建設の経緯
名古屋駅には、かつて名古屋ターミナルビルにバスターミナルがあったが、2010年(平成22年)12月に建て替えのため閉鎖された。
その後、名古屋市交通局(名古屋市営バス)のバス停は名古屋駅周辺の路上に分散され、ジェイアール東海バスは太閤通口に新たにバスターミナルを建設した。
そして名古屋ターミナルビルは解体され、跡地にはJRゲートタワーとJPタワー名古屋が建てられ、バスターミナルも新しく建設された。
また、ジェイアール東海バスは新バスターミナル開業後も太閤通口のバスターミナルを使用しているため、ほぼ名古屋駅バスターミナルは名古屋市営バス専用になっているが、現在でも発着する権利は有しておりJR東海バスのバスツアーの集合場所として使用している。
年表
- 1975年(昭和50年)2月 - 国鉄バス(当時)および名古屋市営バスを収容するバスターミナルとして建設される[2]。このターミナル建設は都市計画によるもので、名古屋駅前の交通円滑化を図った[2]。敷地面積は約0.91ヘクタール、地上2層で、27バースが準備された[2]。私営バスの集約については、既に1967年(昭和42年)12月に笹島バスターミナルが名駅南一丁目に整備されている[2]。
- 2010年(平成22年)12月23日 - 旧バスターミナル閉鎖。
- 2017年(平成29年)4月1日 - 開業。
構造
JRゲートタワーとJPタワー名古屋の1階にあり、それぞれのビルに直結している。北を上にしたとき、左に90度回転させたP字型をしており、おりばは南側に8つ、のりばは東側の南から順に1~5、北側に6、西側の北から順に7~12とある。[1]
内部の歩道とバスレーンはガラスで区切られており、各のりばには自動ドアとそののりばから発車するバスの路線図、時刻表、LCD式発車標が設置されている。のりばの床には、系統別で区切られたレーンが設けられており、乗客が系統別に並んで待つようになっている[3](12番のりばには何も設置されていないが、つばめツアーの集合場所となっている)。バスが到着すると、運転士の操作により、自動ドアの解錠と、日本語と英語による自動放送が行われる。おりばには自動ドアなどはなく、通り抜けできるようになっている。3番のりば、10番のりば、おりばの中央の向かい側の壁には総合案内板が設置されており、10番のりばの案内板のみタッチパネル式である。[4]
各のりばに設置されているLCD式発車標は5段式で、日本語のほかに英語、中国語、朝鮮語で表示される。
1〜5のりばの地下付近には名鉄名古屋本線の新名古屋地下トンネルがあり、3番のりばの辺りで電車の通過音が聞こえることがある。
各のりばから発車するバス
1番のりば
2番のりば
3番のりば
4番のりば
5番のりば
6番のりば
7番のりば
8番のりば
9番のりば
10番のりば
11番のりば
12番のりば
- つばめツアー集合場所:JR東海バス
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 「名古屋駅バスターミナルのご案内」 2017年4月3日閲覧。
- ^ a b c d 戦災復興誌編集委員会 1984, p. 382.
- ^ 「名古屋駅に新バスターミナル 4月1日開業」 日本経済新聞 2017年3月30日公開。 2017年4月3日閲覧。
- ^ 「案内パネルでバス便利に…ターミナル公開」 YOMIURI ONLINE 2017年3月30日公開。 2017年4月3日閲覧。
参考文献
- 戦災復興誌編集委員会 編『戦災復興誌』名古屋市計画局、1984年3月。全国書誌番号:85001403。
関連項目
外部リンク
- 名古屋駅バスターミナルのご案内 - 名古屋市交通局
- ウィキメディア・コモンズには、名古屋駅バスターミナルに関するカテゴリがあります。
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