地芳トンネル

国道440号標識
国道440号標識

地芳トンネル(じよしトンネル)は、愛媛県久万高原町から高知県檮原町間の国道440号トンネルである。地芳道路の一部を成す。

概要

地芳峠の旧道は急峻な山岳地帯を走り、冬季には積雪や凍結による通行規制も生じていた[1]

地芳トンネルは1990年度(平成2年度)から国土交通省が事業化し整備した地芳道路(8.9km)の一部で、長さ2,990 m9.25 mである[1]

工事は愛媛側(1,387m)の第一工事と高知側(1,603m)の第二工事の二つの区間に分けて進められた[1]。愛媛側の第一工事では毎分20トンに及ぶ突発湧水が発生するなど高圧湧水と崩落に悩まされ、施工に10年4カ月を要する難工事となった[1]。また、高知県側の第二工事でも三度の断層にぶつかり、断層部で土圧変形が発生する難工事となった[1]

歴史

脚注

  1. ^ a b c d e “四国の山を貫く”. 四国社会資本アーカイブス. 一般社団法人四国クリエイト協会. 2024年8月23日閲覧。

外部リンク

  • 中村河川国道事務所
  • 国道440号地芳道路の開通及び式典について (PDF) - 松山河川国道事務所・中村河川国道事務所

座標: 北緯33度28分19秒 東経132度56分23秒 / 北緯33.47194度 東経132.93972度 / 33.47194; 132.93972

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通過市町村
愛媛県
高知県
バイパス

落出バイパス

自然要衝
主要構造物

地芳トンネル

関連項目