寺田 甚与茂(てらだ じんよも、嘉永6年(1853年)10月 - 昭和6年(1931年)11月23日)は、日本の実業家。弟は寺田元吉。
大阪出身。江戸時代から創業した岸和田市の酒造業・寺田家の長男。質屋店員から一代で巨富を築き、寺田財閥を形成。
1881年に第五十一国立銀行創立委員となり、頭取も務めた。以後、南海鉄道、岸和田紡績(後の大日本紡績、現・ユニチカ)などの各社長を歴任し、岸和田の近代化推進に貢献した。
甚与茂の死去後、長男の甚吉は南海鉄道、岸和田紡績などの社長を務めた。