巴 樹穀(は じゅこく、1767年 - ?)は、中国清朝中期の篆刻家である。字は孟嘉・藝之・辛祈、号は秋農・羲齍・西塍・曙穀、室名に還香室・山外山閣。徽州府歙県の人。
巴慰祖の長男であり新安印派の最晩期の篆刻家である。弟の巴樹烜(字は煦齌)・従兄の胡唐とよく交わり篆刻を研鑽した。
著書
関連項目
出典
- 沙孟海 『篆刻の歴史と発展』中野遵・北川博邦共訳 東京堂出版、昭和63年、ISBN 4490201443。
- 銭君匋共著『印と印人』北川博邦・蓑毛政雄・佐野栄輝共訳 二玄社<藝林叢書>選訳I、1982年。