御田
この項目では、寺社や皇室等が所有する領田について説明しています。その他の用法については「おでん (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
御田(おた、みた、おみた、おんた、おんだ、おでん)は、寺社や皇室等が所有する領田のこと、またその領田で行われる行事[1]。
日本人と稲作の深い関わりを示すものとして、多くの御田に関する行事が日本各地に伝承されている。田原の御田、磯部の御神田、吉良川の御田祭は重要無形民俗文化財に指定され、御田植祭、田遊び、田植踊と呼ばれる行事や芸能なども伝承されている。皇居内の御田では天皇自らが田植えと稲刈りを行う。
明治初頭の上知令で寺社の領地(寺社領)が廃止されたため、一時的に日本全国の寺社の御田が消滅した。その後周辺の住民の寄贈などにより御田が再興された寺社があり、伊勢神宮は2ヶ所に御田を残している。
脚注
- ^ 「寺田(てらだ)」、「神田(かんだ)」「御神田」とも呼ばれるが、一般に「寺田」「神田」と呼ぶ場合は領田そのもののことを指し、行事のことは指さない。また田楽と同義にも使われ、おでんと読んだ場合は一般に料理のおでんのことを指す。
関連項目
外部リンク
- 天野の御田祭 - 和歌山県かつらぎ町の丹生都比売神社の神事
- 猿田彦神社の御田祭 - 三重県伊勢市の猿田彦神社の神事
- 住吉神社の御田祭 - 福岡市博多区の住吉神社の神事
- 田代神社の御田祭 - 宮崎県美郷町の田代神社の神事
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