愛を伝えて〜Tell Him
「愛を伝えて〜Tell Him」 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バーブラ・ストライサンドとセリーヌ・ディオン の シングル | ||||||||||||||||||||
初出アルバム『Higher Ground、レッツ・トーク・アバウト・ラヴ』 | ||||||||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||||||
規格 | CDシングル | |||||||||||||||||||
録音 | ワリーワールド、レコード・プラント・スタジオ、ザ・ヒット・ファクトリー、チャートマーカー・スタジオ、パラマウント・スタジオ、マスターフォニック | |||||||||||||||||||
ジャンル | ポップ、アダルト・コンテンポラリー | |||||||||||||||||||
時間 | <time datetime="4:51(アルバムバージョン) 4:53(ラジオ・エディット)">4:51(アルバムバージョン) 4:53(ラジオ・エディット) | |||||||||||||||||||
レーベル | コロムビア、エピック | |||||||||||||||||||
作詞・作曲 | リンダ・トンプソン、ウォルター・アファナシエフ、デイヴィッド・フォスター | |||||||||||||||||||
プロデュース | デイヴィッド・フォスター、ウォルター・アファナシエフ | |||||||||||||||||||
ゴールドディスク | ||||||||||||||||||||
プラチナ(ベルギー、オランダ) ゴールド(オーストラリア、フランス、ノルウェー、スイス、イギリス) | ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
テンプレートを表示 |
「愛を伝えて〜Tell Him」(あいをつたえて テル・ヒム、英: Tell Him)は、バーブラ・ストライサンドとセリーヌ・ディオンのデュエット曲。ディオンのアルバム『レッツ・トーク・アバウト・ラヴ』とストライサンドのアルバム『Higher Ground』からの最初のシングルとして1997年11月3日に発売された[1]。日本では1997年12月1日に発売されている。
概要
シングル発売約1ヵ月前の1997年10月7日、アメリカ国内のラジオ局(英語版)への配信が解禁され、この曲が放送され始める。ただ、アダルトコンテンポラリーを扱うラジオ局以外ではほとんど流されることは無かった。アダルトコンテンポラリーというジャンルではヒットしたものの、チャートセールスにおいて幅広い支持を得る曲ではないと判断されたため、ソニー・ミュージックエンタテインメントはアメリカ国内でのシングルリリースを見合わせている。ただし、アメリカ以外の国々では大ヒットした。
ミュージックビデオはスコット・フロイド・ロックマスの監督によって撮影され、1997年10月24日にVH1において初放送された。このビデオはライブDVD『オ・クール・デュ・スタード〜スタジアム・ライヴ〜 (ビデオ)(英語版)』の特典映像に収録されている。
ランキングチャートにおいてはオランダとアイルランドで最高2位、ベルギー、フランス、イギリスで最高3位、イタリア、スイスで最高4位を記録したほか、その他多くの国々でトップ10入りを果たした。シングルは世界中で販売枚数を伸ばし、オランダ(7万5000枚)とベルギー(5万枚)ではプラチナに、イギリス(40万枚)、フランス(40万枚)、オーストラリア(3万5000枚)、スイス(2万5000枚)、ノルウェー(1万枚)の5か国ではゴールドに認定された。
また、この曲は1998年のグラミー賞(Best Pop Collaboration with Vocals)にノミネートされている。
セリーヌ・ディオンは自身のライブツアー『レッツ・トーク・アバウト・ラヴ・ツアー(英語版)』において、バーブラ・ストライサンドとのバーチャルデュエットを披露している。
この曲は後に両歌手それぞれのベストアルバムにも収録されている。ディオンは『ザ・スペシャル・ベスト』(2000年)、『マイ・ラヴ:エッセンシャル・コレクション』(2008年)、ストライサンドは『ジ・エッセンシャル・バーブラ・ストライサンド』(2002年)、『デュエット』(2012年)である。
曲が生まれるまで
1997年3月24日、セリーヌ・ディオンは史上初めて一回のアカデミー賞授賞式において2曲を歌ったアーティストとなった。その場でディオンは自身の持ち歌である「ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー」に加え、バーブラ・ストライサンドとブライアン・アダムスのデュエット曲で映画『マンハッタン・ラプソディ』主題歌の「アイ・ファイナリー・ファウンド・サムワン(英語版)」を歌唱している。ストライサンドはそのアカデミー賞において歌唱する予定は無く、代役歌手としてナタリー・コールが歌唱する予定であった。しかし、そのコールが授賞式の二日前に代役を辞退したため、セリーヌ・ディオンに白羽の矢が立ち、直前の依頼に戸惑いながらもディオンは承諾した。
その数日後、ストライサンドは花束と共に次のような添え書きをディオンに送っている。「あの後テープを見て、私の歌を美しく歌い上げるあなたと、同じ場所に居られなかったことを非常に悔んでいます。次の機会に共に一つのものを作りませんか。本当のところ、あの夜はあなたの歌が優勝するだろうと思っていました。あなたは素晴らしい歌手です。」この添え書きに対し、すぐさま返信の上、ディオンの夫でプロデューサーのルネ・アンジェリルはデュエット曲の作詞・作曲を依頼するべくデイヴィッド・フォスターに電話を掛けた。その結果生まれたのがこの「愛を伝えて〜Tell Him〜」である。
収録曲
オーストラリア/ヨーロッパ/日本版CDマキシシングル
- 「愛を伝えて〜Tell Him」(ラジオ・エディット) – 4:53
- 「エヴリシング・マスト・チェンジ」 – 4:05
- 「ホエア・イズ・ザ・ラヴ」 – 4:55
チャート・認定
チャート
| 認定
|
参考文献
- ^ Glatzer, Jenna (2005). Céline Dion: For Keeps. Andrews McMeel Publishing. ISBN 0-7407-5559-5
- ^ Australian Singles Chart
- ^ Austrian Singles Chart
- ^ Belgian Flanders Singles Chart
- ^ Belgian Wallonia Singles Chart
- ^ Canadian Singles Chart
- ^ Canadian BDS Adult Contemporary Chart
- ^ Top Singles - Volume 66, No. 17, January 19 1998. Retrieved May 16, 2010.
- ^ Adult Contemporary - Volume 66, No. 11, November 17 1997. Retrieved May 16, 2010.
- ^ Dutch Singles Chart
- ^ European Singles Chart
- ^ French Singles Chart
- ^ German Singles Chart
- ^ Irish Singles Chart
- ^ Italian Singles Chart
- ^ Norwegian Singles Chart
- ^ Spanish Singles Chart
- ^ Swedish Singles Chart
- ^ Swiss Singles Chart
- ^ UK Singles Chart
- ^ Hot 100 Airplay
- ^ Hot Adult Contemporary Tracks
- ^ “ARIA Charts - Accreditations - 1997 Singles”. Australian Recording Industry Association. 1997-11-31閲覧。
- ^ “Certifications Awards 1997”. Ultratop. 2010年3月27日閲覧。
- ^ “Certifications Singles Or - année 1997”. Syndicat National de l'Édition Phonographique. 2012年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。1997年12月17日閲覧。
- ^ “Goud/Platina Muziek”. NVPI. 1998年12月31日閲覧。
- ^ “Søk artist i trofélister”. VG-lista. 2012年11月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2003年12月31日閲覧。
- ^ “Edelmetall 1997”. Swiss Music Charts. 1997年12月31日閲覧。
- ^ “Certified awards search”. British Phonographic Industry. 2008年12月31日閲覧。
| |||||
---|---|---|---|---|---|
スタジオアルバム |
| ||||
ライブアルバム |
| ||||
ベストアルバム |
| ||||
映像作品 |
| ||||
コンサートツアー |
| ||||
レジデンシーショー |
| ||||
関連項目 |
| ||||
|
セリーヌ・ディオンのシングル(英語) | |
---|---|
ユニゾン | 「エニイ・アザー・ウェイ」 · 「ユニゾン・リミックス」 · 「哀しみのハートビート」 · 「ザ・ラスト・トゥ・ノウ」 · 「ハヴ・ア・ハート」 |
セリーヌ・ディオン | 「美女と野獣」 · 「イフ・ユー・アスクト・ミー・トゥ」 · 「ナッシング・ブロークン・バット・マイ・ハート」 · 「ラヴ・キャン・ムーヴ・マウンテンズ」 · 「ウォーター・フロム・ザ・ムーン」 · 「ディド・ユー・キヴ・イナフ・ラヴ」 |
ラヴ・ストーリーズ | 「めぐり逢えたら・愛のテーマ」 · 「パワー・オブ・ラヴ」 · 「ミスレッド」 · 「シンク・トワイス」 · 「オンリー・ワン・ロード」 · 「ネクスト・プレイン・アウト」 · 「ジャスト・ウォーク・アウェイ」 · 「トゥ・ラヴ・ユー・モア」 |
ア・ロランピア | 「コーリング・ユー」 |
FALLING INTO YOU | 「(ユー・メイク・ミー・フィール・ライク)ア・ナチュラル・ウーマン」 · 「フォーリング・イントゥ・ユー」 · 「ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー」 · 「イッツ・オール・カミング・バック・トゥ・ミー・ナウ」 · 「パワー・オブ・ザ・ドリーム」 · 「オール・バイ・マイセルフ」 · 「コール・ザ・マン」 · 「メイク・ユー・ハッピー」 · 「ドリーミン’オブ・ユー」 |
レッツ・トーク・アバウト・ラヴ | 「愛を伝えて」 · 「ビー・ザ・マン」 · 「ザ・リーズン」 · 「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」 · 「イモータリティ」 · 「ホエン・アイ・ニード・ユー」 · 「アイ・ヘイト・ユー・ゼン・アイ・ラヴ・ユー」 · 「マイルズ・トゥ・ゴー(ビフォー・アイ・スリープ)」 · 「トリート・ハー・ライク・ア・レディー」 · 「トゥ・ラヴ・ユー・モア」 |
スペシャル・タイムス | 「アイム・ユア・エンジェル」 · 「ザ・プレイヤー」 · 「ドント・セイヴ・イット・オール・フォー・クリスマス・デイ」 |
ザ・ベリー・ベスト | 「ザッツ・ザ・ウェイ・イット・イズ」 · 「ゼン・ユー・ルック・アット・ミー」 · 「リヴ(フォー・ザ・ワン・アイ・ラヴ)」 · 「ザ・ファースト・タイム・エバー・アイ・ソー・ユア・フェイス」 · 「アイ・ウォント・ユー・トゥ・ニード・ミー」 · 「イフ・ウォールズ・クッド・トーク」 |
ア・ニュー・デイ・ハズ・カム | 「ア・ニュー・デイ・ハズ・カム」 · 「アイム・アライヴ」 · 「アウン・エクシステ・アモール」 · 「グッドバイズ(ザ・サッデスト・ワード)」 · 「アット・ラスト」 |
ワン・ハート | 「アイ・ドローヴ・オール・ナイト」 · 「ハヴ・ユー・エヴァー・ビーン・イン・ラヴ」 · 「ワン・ハート」 · 「スタンド・バイ・ユア・サイド」 · 「フェイス」 |
ア・ニュー・デイ… | 「ユー・アンド・アイ」 |
ミラクル〜奇跡 | 「ビューティフル・ボーイ」 · 「ミラクル」 · 「イン・サム・スモール・ウェイ」 |
Taking Chances | 「Taking Chances」 · 「アイズ・オン・ミー」 · 「あなたがいる限り 〜A World to Believe In〜」 · 「アローン」 |
マイ・ラヴ | 「マイ・ラヴ」 |
その他のシングル | 「リッスン・トゥ・ザ・マジック・マン」 · 「マイケルズ・ソング」 · 「キャント・リヴ・ウィズ・ユー,キャント・リヴ・ウィズアウト・ユー」 · 「ヴォイセズ・ザット・ケア」 · 「ラヴ・ライツ・ザ・ワールド」 · 「センド・ミー・ア・ラヴァー」 · 「イッツ・ハード・トゥ・セイ・グッドバイ」 · 「君の友だち」 · 「ゴッド・ブレス・アメリカ」 · 「ホワット・モア・キャン・アイ・キブ」 · 「ユー・ショック・ミー・オール・ナイト・ロング」 · 「カム・トゥゲザー・ナウ」 · 「シング」 · 「ウィ・アー・ザ・ワールド:25 フォー・ハイチ」 |
ブック · カテゴリー · ポータル |