熊本市電田崎線
田崎線 | |
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熊本駅前からのサイドリザベーション化区間 左に車道・右に歩道 | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 熊本市 |
路線網 | 熊本市電 |
起点 | 熊本駅前停留場 |
終点 | 田崎橋停留場 |
停留所数 | 3箇所 |
開業 | 1959年12月24日 |
運営者 | 熊本市交通局 |
路線諸元 | |
路線距離 | 0.5 km |
軌間 | 1,435 mm (標準軌) |
線路数 | 複線、単線 |
電化方式 | 直流600V 架空電車線方式 |
テンプレートを表示 |
電停・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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凡例 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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田崎線(たさきせん)は、熊本県熊本市西区春日の熊本駅前停留場から同町内の田崎橋停留場を結ぶ熊本市交通局が運営する路面電車(市電)の路線。一部が単線である。
路線データ
運行形態
- 単線区間
- 2007年ごろの様子
歴史
- 1959年(昭和34年)12月24日 - 熊本駅前 - 田崎橋間が開業
- 2010年(平成22年)4月26日 - 全線をサイドリザベーション化
- 2024年(令和6年)7月26日 - 田崎橋電停 - 二本木口電停間のポイント付近を走行中の電車が脱線する事故が発生[1]。同年7月28日まで熊本駅前 - 田崎橋間が区間運休となった[2]。
電停一覧
電停 番号 | 電停名 | 電停間 営業キロ | 累計 営業キロ | 接続路線 |
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1 | 田崎橋停留場 | 0.2 | 0.5 | |
2 | 二本木口停留場 | 0.3 | 0.3 | |
3 | 熊本駅前停留場 | - | 0.0 | 熊本市電:幹線 九州旅客鉄道: 九州新幹線・■鹿児島本線・■豊肥本線・■三角線(熊本駅) |
JR熊本駅新駅舎乗り入れ計画とその断念
熊本市は2006年、鹿児島本線・豊肥本線連続立体交差化事業及びJR熊本駅東口駅前広場整備に合わせ、JRとの乗り換えの利便性を向上させる目的からJR熊本駅新駅舎に市電を引き込む計画を提起し、同年、熊本県など関係機関と合意。2013年9月に東口駅前広場機能配置案を公表した。同案によると熊本駅前電停から直接二本木口電停方面に向かっている現在のルートから、双方に分岐点を設けて市電が東口駅前広場内を横切り、JR熊本駅新駅舎1階部分に進入、スイッチバック方式で再び東口駅前広場内を横切り本線上に戻るという計画であった。市電の軌道敷は歩行者が自由に往来できるトランジットモール形式を想定していた。ただ歩行者や自転車の往来について安全面の課題があるため、その可否に向けて検討を行い、2014年度中に結論を出すことになった。2015年2月、大西一史熊本市長は熊本市議会本会議において「歩行者・自転車の安全確保や駅前広場の自由な往来が制限されるという課題に解決策が見い出せていない」「(事業計画・日程や今後検討を進める市電そのものの延伸への影響も踏まえ)駅舎乗り入れを諦め、駅前広場計画を見直す」と述べ、計画断念を表明した[3]。今後は市電とバス・タクシーとの乗り換え利便性の向上について検討するという。
脚注
[脚注の使い方]
- ^ “熊本市電が脱線 運行トラブル、今年10件目 「反省しかない」”. 毎日新聞 (2024年7月26日). 2024年7月26日閲覧。
- ^ “市電の区間運休の解除について”. 熊本市交通局 (2024年7月28日). 2024年7月29日閲覧。
- ^ 熊本市電の熊本駅舎乗り入れ断念 市長表明 2015年2月18日 熊本日日新聞
参考文献
関連項目
外部リンク
- 熊本市交通局
- 熊本市電 田崎線が開通(昭和34年撮影当時のニュース映像) - RKKニュースミュージアム、2023年10月14日公開
日本の路面電車 | |||||||
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営業中 |
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廃止 |
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関連項目 | |||||||
軌道法に拠る路線のみ。△印は一部区間が別路線として現存、▼印は廃止後ほぼ同区間に別路線が開業。
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