秋月街道

国道322号標識
国道322号標識

秋月街道(あきづきかいどう)は、豊前国小倉藩筑後国久留米藩を結んでいた街道。現在の福岡県朝倉市朝倉街道(現・国道386号)と交わる。この交差点一帯は交通の要所であるため、秋月藩でなく福岡藩が管理していた。

概要

途中の宿場は、徳力 - 呼野 - 採銅所 - 香春 - 猪膝 - 大隈 - 千手 - 秋月 - 野町 - 松崎となる。

現在の国道322号にほぼ一致する。また、長崎街道バイパスでもあった。古くは7世紀大宰府豊後国を結ぶ街道として整備され、その後も筑後と豊後を結ぶ要路として繁栄し、参勤交代にも利用されたほか、豊臣秀吉も通ったことがある。江戸時代初期に秋月藩主黒田長興の意向で八丁峠越えのルートが秋月城下を通らないように変更され(城下の様子が他国者に詳しく知られるのはまずいという理由)、新ルートが不便だったため長崎街道への交通の移転が進んだという。

関連書籍

  • 秋月街道ネットワークの会・編「秋月街道をゆく」(海鳥社、2001年)

関連項目

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通過市町村
福岡県

北九州市小倉北区 - 小倉南区)- 田川郡香春町 - 田川市 - 田川郡川崎町 - 田川市 - 嘉麻市 - 朝倉市 - 三井郡大刀洗町 - 久留米市 - 小郡市 - 久留米市
支線(田川バイパス):田川郡大任町 - 田川郡川崎町 - 田川市

バイパス

北方バイパス・呼野バイパス・香春バイパス・香春大任バイパス・田川バイパス・山田バイパス・嘉麻バイパス・千手バイパス・八丁峠道路甘木大刀洗バイパス

別名

香春街道・秋月街道・石橋文化センター通り

主要構造物
自然要衝
旧道
関連路線