| この項目では、山口県下松市の寺院「閼伽井坊」(あかいぼう)について説明しています。 - 奈良県奈良市の寺院「閼伽井坊」(あかんぼう)については「閼伽井庵」をご覧ください。
- 武蔵国の寺院については「伊奈氏屋敷跡」をご覧ください。
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閼伽井坊(あかいぼう)は、山口県下松市にある真言宗御室派の寺院[1]。山号は華岳山[1]。「あかい坊」と表記(併記)されることもある[2]。
概要
花岡八幡宮の社坊九か寺の一つ[1]。社坊九か寺のうち唯一現存する寺院である[2]。
年中行事として土用の丑の日に行われるきゅうり加持などがある[3]。
周南市栗屋地区にある江戸時代から続く札所の御堂なども管轄している[4]。
文化財
重要文化財(国指定)
- 閼伽井坊多宝塔 附 棟札(五枚)
- 閼伽井坊多宝塔 - 藤原鎌足が創設したと伝わる八幡宮日本十六塔の一つと伝わる[1]。ただし、建築年代は室町中期から後期と推定されている[5]。高さ13メートル[1]。柿葺屋根[1]。1907年(明治40年)5月27日指定[5]。
- 棟札 - 1928年(昭和3年)の解体修理の際に発見された「永禄三庚申年」(1560年)と書かれた棟札[5]。1979年(昭和54年)2月3日指定[5]。
脚注
[脚注の使い方]
- ^ a b c d e f “閼伽井坊多宝塔”. 下松市観光協会. 2023年4月26日閲覧。
- ^ a b “閼伽井坊縁起”. あかい坊(閼伽井坊). 2023年4月26日閲覧。
- ^ “暑さに負けず健康願って 下松・あかい坊で「きゅうり加持」”. 山口新聞 (2022年7月24日). 2023年4月26日閲覧。
- ^ “地域で守るお堂、一新”. 山口新聞 (2023年4月25日). 2023年4月26日閲覧。
- ^ a b c d “下松市文化財めぐり”. 下松市教育委員会生涯学習振興課. 2023年4月26日閲覧。
外部リンク
関連項目