阿別当神明宮

阿別当神明宮
所在地 富山県南砺市利賀村阿別当15
位置 北緯36度25分06.29秒 東経137度00分07.60秒 / 北緯36.4184139度 東経137.0021111度 / 36.4184139; 137.0021111 (阿別当神明宮)座標: 北緯36度25分06.29秒 東経137度00分07.60秒 / 北緯36.4184139度 東経137.0021111度 / 36.4184139; 137.0021111 (阿別当神明宮)
主祭神 天照皇大神
地図
阿別当神明宮の位置(富山県内)
阿別当神明宮
阿別当神明宮
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阿別当神明宮(あべっとうしんめいぐう)は、富山県南砺市阿別当地区にある神社

阿別当神明宮の境内にある「石抱きケヤキ」は、市の指定文化財とされている[1]

概要

富山県西南部、南砺市旧利賀村阿別当集落に鎮座する。

阿別当の神社について、18世紀末までの調査では「氏神無之村」とされるが、寛政8年(1796年)の調査より「牛岳大明神」の神社として記録が残り始める[2][3]

昭和15年(1940年)に紀元二千六百年記念行事として社殿の改築が企画され、昭和16年(1941年)に境内の拡張、幣殿・拝殿の造営が完成している[4][5]。社殿は歴史ある古い建築であり、昭和54年(1984年)に屋根の修理がされている[4][5]

春季祭礼は5月4日にあり、秋季祭礼は9月29日にある[4]

石抱きケヤキ

阿別当神明宮の石抱き欅。

阿別当神明社殿西側の岩盤上に1本、その北側に根の一部を共にする2本、計3本のケヤキがある[6]。谷側の1本は根周り5.6m、目通り3.5で、他の2本の目通りはそれぞれ1.9mと1.2mである[6]

樹齢は明確でないが、岩盤上の立木は根下からの養分の吸収が困難で、生育が極めて遅いとことから、同程度の目通りを有するケヤキに比べはるかに古いと推定される[1]。そのため、旧利賀村内に現存するケヤキの木の中では、最も古いものと考えられている[1]

脚注

  1. ^ a b c “南砺市文化芸術アーカイブス 阿別当神明宮の石抱きケヤキ”. 2024年8月28日閲覧。
  2. ^ 平村史編纂委員会 1983, p. 910.
  3. ^ 利賀村史編纂委員会 2004, pp. 942–943.
  4. ^ a b c 富山県神社庁 1983, p. 750.
  5. ^ a b 利賀村史編纂委員会 2004, p. 1003.
  6. ^ a b 利賀村史編纂委員会 2004, pp. 749–750.

参考文献

  • 利賀村史編纂委員会 編『利賀村史3 近・現代』利賀村、2004年。 
  • 富山県神社庁 編『富山縣神社誌』富山県神社庁、1983年。 
構成
  • 五ヶ谷(赤尾谷・上梨谷・下梨谷・小谷・利賀谷)
  • 五箇山両組(赤尾谷組・利賀谷組)
  • 五箇三村(平村・上平村・利賀村
歴史
人物
寺院
神社
名所
史跡
自然
その他
文化財
特産品
施設
  • 太字は国指定の文化財。斜体は県指定の文化財。寺院・神社が文化財を所蔵している場合、()内に記載した。