『Return to Myself 』(リターン・トゥ・マイセルフ)は、浜田麻里 の10枚目のアルバム。ビクター音楽産業 /Invitationから1989年 6月7日 に発売された。
制作 アルバム『LOVE NEVER TURNS AGAINST 』(1988年 )に引き続き、アメリカ のロサンゼルス でレコーディングが行われた。
マイケル・ランドウ をはじめ、現地の演奏陣をフィーチャーしており、一部ではAOR 的な楽曲も収録している。
チャート成績 先行シングルである「Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。 」(1989年)のヒットもあり、初のオリコン のアルバムチャートで1位を獲得したアルバムである。
1位を獲得した瞬間、浜田は「みんなで『やったー!』って盛り上がったのを覚えています」と語っている一方で、タイアップ として使用されたカネボウ のCMをほとんど見た記憶がないという[ 2] 。浜田いわく、「Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。」がヒットしたのは、「Heart And Soul」(1988年 )から『歌のトップテン 』(日本テレビ 系)や『ザ・ベストテン 』(TBS 系)などの歌番組に出演した影響があるのではないかと推測している[ 2] 。
その影響もあってか、アルバムの売り上げが想定以上に売れており、ビクター音楽産業 の関係者は想定外だったといい、当時プレス数もさほど多く生産しておらず、在庫が少なかったという[ 2] 。
批評 専門評論家によるレビュー レビュー・スコア 出典 評価 CDジャーナル 肯定的[ 3]
『CDジャーナル』は、『IN THE PRECIOUS AGE 』(1987年 )と『LOVE NEVER TURNS AGAINST』(1988年)に続いて3度目のロサンゼルス でのレコーディングに触れ「向こうの水にも慣れ、瑞々しくもベストな音をクリエイトしている」としたうえで、「ヒューマニックでエモーショナルな魅力溢れる人魂の力作だ」と肯定的に評価している[ 3] 。
収録曲
LPレコード盤 A面 全作詞: 浜田麻里 、全編曲: GREG EDWARD, RANDY KERBER, H.M. PROJECT、ストリングス・アレンジ: RANDY KERBER。 # タイトル 作詞 作曲 時間 1. 「Return to Myself 」 浜田麻里 大槻啓之 4:29 2. 「Separate Lives 」 浜田麻里 原一博 3:39 3. 「Emotion in Motion 」 浜田麻里 大槻啓之 4:31 4. 「Walking on the Borderline 」 浜田麻里 大槻啓之 3:50 5. 「Second Wind 」 浜田麻里 増田隆宣 5:51 合計時間:
22:20
B面 全作詞: 浜田麻里、全編曲: GREG EDWARD, RANDY KERBER, H.M. PROJECT、ストリングス・アレンジ: RANDY KERBER。 # タイトル 作詞 作曲 時間 1. 「Only in My Dreams 」 浜田麻里 大槻啓之 3:52 2. 「Take Me to Your Heart 」 浜田麻里 STEVE DIAMOND CHRIS FARREN 4:44 3. 「We Should Be So Lucky 」 浜田麻里 3:24 4. 「With All My Love 」 浜田麻里 MARK MUELLER BRUCE GAITSCH 4:34 5. 「Restless Kind 」 浜田麻里 大槻啓之 4:06 合計時間:
20:40
CD盤 全作詞: 浜田麻里、全編曲: GREG EDWARD, RANDY KERBER, H.M. PROJECT、ストリングス・アレンジ: RANDY KERBER。 # タイトル 作詞 作曲 時間 1. 「Return to Myself 」 浜田麻里 大槻啓之 4:29 2. 「Separate Lives 」 浜田麻里 原一博 3:39 3. 「Emotion in Motion 」 浜田麻里 大槻啓之 4:31 4. 「Walking on the Borderline 」 浜田麻里 大槻啓之 3:50 5. 「Second Wind 」 浜田麻里 増田隆宣 5:51 6. 「Only in My Dreams 」 浜田麻里 大槻啓之 3:52 7. 「Take Me to Your Heart 」 浜田麻里 STEVE DIAMOND CHRIS FARREN 4:44 8. 「We Should Be So Lucky 」 浜田麻里 3:24 9. 「With All My Love 」 浜田麻里 MARK MUELLER BRUCE GAITSCH 4:34 10. 「Restless Kind 」 浜田麻里 大槻啓之 4:06 合計時間:
43:00
参加ミュージシャン THE BAND JOHN KEANE : DRUMS AND PERCUSSION JOHN PIERCE : BASS GUITAR MIKE LANDAU : ELECTRIC & ACOUSTIC GUITARS RANDY KERBER : KEYBOARDS ADDITIONAL GUESTS CHARLES JUDGE : KEYBOARDS DENNY FONGHEISER : PERCUSSION AND DRUM SEQUENCE JASON SCHEFF (CHICAGO) : BG VOCALS BILL CHAMPLIN (CHICAGO) : BG VOCALS HONES BY : Jimmy “Z” Zavala (Saxophone), Lee R. Thornburg (Trumpet), Claude Cailliet (Trombone) STRINGS BY : Doug Cameron (Concertmaster ) Rhonni Hallman (1st violin), Michelle Nardone (1st violin) Charles Veal (2nd violin), Marcy Dicterow (2nd violin), Gina Kronstadt (2nd violin), Ray Tischer (Viola), Carol Castillo (Viola), Mavrice Grants (Cello), Nancy Grants (Cello), David Stones (Bass), Bill Alsup (French Horn) H.M. PROJECT :
メディアでの使用
リリース日一覧
脚注 [脚注の使い方 ]
^ “Return to Myself | 浜田麻里”. ORICON STYLE . 株式会社oricon ME. 2024年5月4日 閲覧。 ^ a b c “【浜田麻里 40周年インタビュー】第2弾:制作拠点をアメリカへ移した意図とは? 現地での刺激的なセッション、ヒットシングル誕生などを振り返る”. リアルサウンド . 株式会社blueprint. p. 3 (2023年3月22日). 2024年5月4日 閲覧。 ^ a b “浜田麻里 / リターン・トゥ・マイセルフ [再発][廃盤]”. CDジャーナル . 音楽出版社. 2024年5月4日 閲覧。 ^ “Return to Myself | 浜田麻里”. ORICON STYLE . 株式会社oricon ME. 2024年5月4日 閲覧。
外部リンク Mari Hamada Official Siteによる紹介ページ シングル
オリジナル 1.Blue Revolution 2.Crime of Love 3.LOVE AND FREE 4.Magic -Adventurous Heart- 5.999〜One More Reason〜 6.FOREVER 7.CALL MY LUCK 8.Heart and Soul 9.Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。 10.Open Your Heart 11.Heaven Knows 12.Nostalgia 13.Paradox 14.Tele-Control 15.Cry For The Moon 16.Company 17.Hey Mr. Broken Heart 18.Antique 19.Until the Dawn 20.Millenia 21.Frozen Flower 22.Ash And Blue 23.Fly High/Moonlight Shadow 配信
アルバム
関連項目
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