恋山形駅
恋山形駅 | |
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駅入口(2017年8月) | |
こいやまがた Koi-Yamagata | |
◄山郷 (2.8 km) (6.1 km) 智頭► | |
所在地 | 鳥取県八頭郡智頭町大内159-3 北緯35度15分21.29秒 東経134度16分45.06秒 / 北緯35.2559139度 東経134.2791833度 / 35.2559139; 134.2791833座標: 北緯35度15分21.29秒 東経134度16分45.06秒 / 北緯35.2559139度 東経134.2791833度 / 35.2559139; 134.2791833 |
所属事業者 | 智頭急行 |
所属路線 | ■智頭線 |
キロ程 | 50.0 km(上郡起点) |
電報略号 | コイ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- | 2人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1994年(平成6年)12月3日[1][2] |
備考 | 無人駅 |
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恋山形駅(こいやまがたえき)は、鳥取県八頭郡智頭町大内にある、智頭急行智頭線の駅である[2][3]。
歴史
- 1994年(平成6年)12月3日:智頭線開業と同時に設置[1][2]。
- 当初「因幡山形駅」とする予定であったが[1][4]、地元の要望で「来い山形」をもじって「恋山形駅」にすることとなった[3][4]。
- 2013年(平成25年)6月9日:名前に恋が付く4駅(当駅、母恋駅、恋し浜駅、恋ヶ窪駅)による連携企画「恋駅プロジェクト」の一環として乗り場の待合室など駅の地上設備の塗装をピンク色に変更[1][3][5][6][7]。
- 2014年(平成26年)3月15日:駅への訪問者のため、一部の普通列車の停車時間を約5分に延長[8]。
- 2016年(平成28年):ピンク色の「恋ポスト」を設置[3][6][9]。
- 2017年(平成29年)4月1日:駅前の約70 m・幅1 mをピンク色に塗装し、「恋ロード」として整備[3][6][9]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。無人駅で駅舎はなく、1番のりばの上郡寄りの出入口から直接入場する。2番のりばへの移動は構内踏切を渡る必要がある。ホームは切り通し区間だが、すぐ東側(智頭方)は谷間にかかり、高架橋となっている。
2013年に駅名標をハート型に変え、待合室などの外観をピンクの塗装に変更している[1][3][6]。2023年にリニューアル10周年となり、新たなハート型の駅名標(縦130センチ、横170センチ)が設けられ、駅の屋根やフェンスの塗り替えが行われた[10]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | ■智頭線 | 下り | 智頭・鳥取・倉吉方面 |
上り | 上郡・大阪・京都・岡山方面 |
- 付記事項
- 1番線を上下副本線、2番線を上下本線とした一線スルーとなっており、通常は上下線とも2番線に発着する。
- 1番線は列車交換及び通過列車待ち合わせの場合のみ使われる(普通列車同士の交換の場合は、智頭方面行きが1番線、上郡方面行きが2番線に入る)。
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- ホーム(2008年8月、ピンク色に塗装する前)
- 「スーパーはくと4号」と交換
利用状況
1日乗降人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2018年 | 5 [11] |
2022年 | 2 [12] |
駅周辺
山間の集落にある。駅東側を
- 智頭警察署郷原駐在所
- 山形郵便局
- 西光寺[13] - 駅裏側にある寺院
- 国道373号
- 鳥取県道6号津山智頭八東線
その他
- 看板
駅入口にはかつて、巨大な杉の木[注釈 1]で作られた「恋山形駅」という看板があり、国道373号から見ることができた。しかし、この看板は後に撤去されたため現存しない。
- 恋駅プロジェクト
恋駅プロジェクトによりホームの駅名標はハート形に変更され[1][15]、1番乗り場にはハートのモニュメントと絵馬掛けが設置されている[1][5][6]。この恋駅プロジェクト関連での来訪者が次の列車まで長時間待つことを避けるため、2014年(平成26年)3月15日から一部の普通列車の停車時間を約5分に延長した[8]。なお、2019年のダイヤ改正で土曜・休日に限り、写真撮影する来駅者の利便性を図るため、恋山形駅に25分間停車する列車が設定された[3]。
- 恋駅に関するイベント
恋駅に関連するイベントが複数回開催されている。例として、2015年(平成27年)7月5日に開催した『七夕イベント』[16]や2023年(令和5年)6月10日に開催した『恋山形駅リニューアル10周年記念イベント』が挙げられる[17][18][19][20][21]。なお、10周年記念イベントには豊岡真澄がゲストで参加している[注釈 2][18][19][21]。
- できごと
2022年12月、ホームに腰を掛けて足を投げ出して撮影された画像がSNS上に投稿された。画像はネット上で拡散、物議を呼び、智頭急行は「非常に危険な行為、絶対にやめてほしい」と注意喚起を行った[25]。
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g “智頭急行、ハートマークで恋山形駅を装飾…6月9日に除幕式”. Response.. イード (2013年6月3日). 2021年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月1日閲覧。
- ^ a b c 「鳥取)智頭急行開業25周年 園児に招待券、記念切手も」『朝日新聞デジタル』2019年12月4日。オリジナルの2019年12月11日時点におけるアーカイブ。2021年8月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g 「山をのぼると「恋がかなう駅」があった」『産経新聞』2020年3月30日。オリジナルの2021年8月1日時点におけるアーカイブ。2021年8月1日閲覧。
- ^ a b 乗りものニュース編集部 (2023年1月19日). “ネットで話題「恋山形駅」本来は別の名称だった? ほか「恋」にあやかった駅とは”. 乗りものニュース. メディア・ヴァーグ. p. 1. 2023年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月3日閲覧。
- ^ a b “恋かなう駅舎完成 智頭急行恋山形駅”. 日本海新聞 (新日本海新聞社). (2013年6月11日)[要ページ番号]
- ^ a b c d e “鳥取県山中に「恋がかなう」恋山形駅、恋愛成就のピンクの駅”. ORICON NEWS. オリコン (2017年5月18日). 2021年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月1日閲覧。
- ^ 朝日新聞デジタル. “ピンクになってあの手この手 智頭急行・恋山形駅 鳥取”. YouTube. 2023年12月3日閲覧。
- ^ a b 加藤結花(2014年3月15日). “雑記帳:智頭急行が「恋がかなう駅」としてPRしている恋山形駅…”. 毎日新聞 (毎日新聞社)[要ページ番号]
- ^ a b 斉藤智子 (2017年4月28日). “恋の道、できた 智頭急行・恋山形駅”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 鳥取全県版 [要ページ番号]
- ^ 「【朝刊先読み!】ハートいっぱいの無人駅「恋山形駅」 新たな駅名標お披露目♡ リニューアル10周年 鳥取県智頭町」『山陰中央新報デジタル』2023年6月10日。オリジナルの2023年6月11日時点におけるアーカイブ。2023年12月3日閲覧。
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2019年9月2日閲覧
- ^ “国土数値情報(駅別乗降客数データ)”. 国土交通省. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “西光寺 | 鳥取県八頭郡智頭町”. 八百万の神. INFO UNITE. 2023年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月3日閲覧。
- ^ “智頭の山とモモンガ”. 智頭杉鉛筆. 智頭杉鉛筆Project. 2023年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月3日閲覧。
- ^ 「恋かなう お出迎え<智頭急行 鳥取編>」『読売新聞オンライン』2020年10月10日。オリジナルの2020年10月18日時点におけるアーカイブ。2021年8月19日閲覧。
- ^ “祝♡恋山形駅リニューアル2周年” (PDF). 智頭急行ニュース vol.21. 智頭急行. p. 1 (2015年6月26日). 2023年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月3日閲覧。
- ^ “恋山形駅がピンクにリニューアルしてから10年になりました。”. 社長室. 智頭急行 (2023年6月). 2023年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月3日閲覧。 “(備考:恋山形駅のリニューアル10周年を記念して開催されたイベントに関するブログ)”
- ^ a b “恋山形駅リニューアル10周年記念イベントについて” (PDF). News Release. 智頭急行 (2023年5月12日). 2023年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月3日閲覧。
- ^ a b 豊岡真澄 (2023年6月10日). “智頭急行・恋山形駅リニューアル10周年記念イベント”. X(旧Twitter). 2023年12月3日閲覧。 “(※豊岡真澄 公式X(旧Twitter)より)”
- ^ “智頭急行の恋山形駅 駅舎のリニューアル10年で記念イベント”. NHK. 鳥取 NEWS WEB. 日本放送協会. 2023年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月4日閲覧。
- ^ a b 「ピンクになって10年 恋愛運アップ!! 「恋がかなう」恋山形駅」『毎日新聞』2023年6月13日。オリジナルの2023年6月20日時点におけるアーカイブ。2023年12月4日閲覧。
- ^ “恋山形駅3周年”. 豊岡真澄の連心通心. Amebaブログ (2016年6月13日). 2023年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月4日閲覧。
- ^ a b “恋山形駅リニューアル3周年記念イベントの開催について” (PDF). News Release. 智頭急行 (2016年5月19日). 2023年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月4日閲覧。
- ^ a b “恋山形駅リニューアル4周年記念イベントの開催について” (PDF). News Release. 智頭急行 (2017年4月14日). 2023年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月4日閲覧。
- ^ ENCOUNT編集部. “モデルが駅ホームで危険撮影、鉄オタ批判で発覚 鉄道会社「非常に危険、絶対にやめて」”. ENCOUNT. Creative2. 2023年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月3日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 恋山形駅|駅紹介 - 智頭急行
- 恋がかなう駅"恋山形駅" - 智頭急行
- 鳥取県観光案内 とっとり旅の生情報 恋山形駅(智頭急行) - 鳥取県観光連盟